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『(先ずは宮野志保を守らなきゃ)』
彼らが進んで行った方向に忍び足で近づいて後を追うと車両を繋ぐ連結部分の扉があった。ここを開けると、二人はいるんだろうか。この前安室さんの手を触って確認したけどあの手は相当拳銃を使いこなしてる。今回も持ってるだろうし丸腰で乗り込むか…?
『あ゛ー…もう、やるしかねぇ』
意を決して、飛び込むしか宮野志保を守る方法は無いだろう。そう思って扉に手をかける
『ッ、誰だ!』
「しーっ。静かにしないと聞こえてしまうぞ?向こうの彼に」
『赤井…お前も居たのか…』
扉に手をかけた時、後ろから包み込むように抱きしめられ心臓が飛び跳ねた。その主は赤井で、楽しそうにクツクツ笑う声が耳に響く
赤「無装備で乗り込もうなんて、死にに行くようなモノだ。今回の騒ぎは計画的な物だから安心しろ」
『なんっ、だよ…じゃあ宮野志保も?』
赤「アレは偽物だ。本物は安全な場所にいるから安心しろ」
『んだよ…それ』
はぁぁっとクソデカため息を吐くとまた笑う赤井はそのままの体制で急に連結部分の扉を開けた
『え?!』
バ「ベルモットか…悪いが彼女は僕が連れて…」
ギィっと音を立てて開いた扉に反応した安室さんはそう言って言葉を濁した。そしてその瞬間、赤井はとんでもないものを投げ飛ばす
バ「手榴弾?!だ、誰だ?!」
こちら側には煙が充満してるから、安室さんからはきっと見えていないんだろう。俺からもあんまりよく見えないけど、きっと慌てているんだろう姿に無意識に手が伸びる
赤「情けは不要。行くぞ」
『ッッ、』
ぎゅっと抱き抱えられたまま、爆発を避けるために後ろに下がる。その瞬間ドカン!と爆発した手榴弾は俺たちがいる車両と安室さんがいる車両を切り離した。
『あっぶねー…』
赤「A!無事か?」
『…ちょっと火傷したけど問題ない』
赤「そうか…。何故ここに?お前がこう言うのに興味があるとは知らなかったな」
『興味なんてねーよ。付き添いだ』
赤「…女物の香水の臭いがする」
『うるせー…』
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(・(ェ)・)くま(プロフ) - はにゃ?さん» はにゃ?様♡コメントありがとうございます!ゆっくりですが更新頑張りますね♪応援嬉しいです><♡ (2023年2月22日 0時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ? - 更新ありがとうございます。これからも応援しています。 (2023年2月15日 3時) (レス) @page24 id: ef6fdebb20 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - やっちさん» やっち様♡コメントありがとうございます!まさか私が被害に合うとは思ってなかったので驚きました…(;´・ω・)解決できたので良かったですが無断転載は悪ですね(-_-;)温かいお言葉ありがとうございます♡ (2023年1月20日 23時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 朱さん» 朱様♡コメント頂けると本当に励みになるんです(*ノωノ)ありがとうございます♡ (2023年1月20日 23時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - まみこさん» まみこ様♡降谷さんがTwitterを投稿してる風の作品です^^面白かったです><♡ 盗作や無断転載は悪質ですよね…ちゃんと許可得ていればいいんですが…(;´・ω・) (2023年1月20日 23時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くま(´・(エ)・`) | 作成日時:2023年1月9日 3時