【名探偵コナン】元FBI捜査官、日本で色々大変だってさ【男主】

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降谷side






「えぇ、事件は解決しましたよ…」







Aさんと別れ、直ぐにベルモットに連絡を入れる。昨日の今日で何度か連絡は来てたんだが事件のせいで遅くなってしまったな







「はい、毛利探偵のお陰ですね」




ベ《「あらそう…ところで、いつまであの探偵とつるむ気なの？貴方がキールやシェリーの件で張り付きたいって言うからサポートしてあげたけどもう必要は無いんじゃない？シェリーも葬る事が出来たんだし」》






「いえ、俄然興味が湧いてきましたよ…眠りの小五郎と言う探偵にね」





ベ《「ふぅん…まぁいいわ、貴方がそう言うなら。それで？いつになったら貴方が気にかけてるpuppy(子犬)を紹介してくれるのかしら」》






安「……貴方に会わせるつもりはありません。あの人に危害を加える事は許しませんよ？」





ベ《「あらあら、随分と入れ込んでるのねぇ？あの子犬ベルツリーで見かけたわよ？」》





安「え…」







なん、だって…？ベルツリーにAさんが居ただと？！じゃあやっぱりあの手は…Aさんなのか？






ベ《「それに最近誰かが組織(私達)の事を嗅ぎ回っているみたいなのよ。貴方(バーボン)に似た手口で、ね…見つけ次第始末しておいてくれないかしら？」》






安「…見つけられたら」





ベ《「貴方に見つけられない情報なんてないでしょう？頼んだわよ…じゃあまた。puppy(子犬)にも、よろしくね？」》







「…はぁ」





一方的に切られた電話と話の内容にため息が出る。以前Aさんが薬を盛られた時、ベルモットと同乗させるしか無かったんだがそこから彼女はAさんに興味を持ってしまったらしい。それに僕(バーボン)に似たやり方で情報収集だなんて。







「(まさか、とは思いたいんだが…)」







Aさんが不特定多数の相手と関係を持つ理由が情報収集だとしたら…と何度も考えてきた。相手が相手なだけあってそう思う事しか出来ない。ハニートラップかぁ…







不意にAさんにドキッとする事があるのはそのせいなのか。僕もハニトラかけられている、とか？








「(一体何者なんだAさんは…。ーーーん？)」






ふとさっきまでAさんが座っていた助手席に目を向けるとそこにはスマホがあった。以前見たAさんのモノだ。






「(忘れたのか…？)」




それはバッテリーが切れたのか画面は真っ暗なまま静かにそこにあった。

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