【名探偵コナン】任務完了できません！４【警察学校組】

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『ご協力ありがとうございました』




伊「大した収穫は無しか」



『ま、そんなもんでしょう』





聞き込みを終え署に戻ろうとすると近くで悲鳴が聞こえた。そちらに目を向けるとカバンをひったくられたのだろう、老人が座り込み走り去る男を指さす。





『班長追って！！！！』



伊「…気をつけろよ」



『班長もね』





わたしを一人にすることを一瞬ためらった班長だけど、犯人を追うため駆け出した。






『あの！大丈夫ですか？！』



「…………あなた殺されるわよkitty」



『え…ベ、ベルモット？！』




老人だと思っていた人はベルモットが変装しているだけで。もしかしてわざとひったくり騒ぎを起こしたのか…？





ベ「それで、バーボンがノックだという事が判明した」



『？！』



ベ「昨日会議があったんだけどね…確たる証拠はないのよ。ただ少し疑惑があって、それにアナタがバーボンと仲良さそうな事はもうみんな知っていたから…」






降谷がノックだとバレた。どうしよう……どうしよう！！！！！ありえないくらい心臓が煩い。




ベ「………kitty聞いてる？時間がないから手短に話すけど、アナタはもう引きなさい。ジンからは私がどうにか言っておくから。何も知りませんって逃げなさい」




『ーーーーーだ、』




ベ「え？」





『嫌だ！！！！わたしは、絶対、守るって誓ったんだ…！』



ベ「アナタの命とバーボンの命、天秤にかけるならわたしはアナタを選ぶわ」



『命に重いも軽いもあるわけないじゃん…わたしはアナタにも死んでほしくないよ』






誰も死なせない。死んだら罪を償えないじゃん。組織の奴らには、日本の法律に則りしっかりと裁きを受けてもらわなきゃ。






ベ「…ッ、二日後ーーーーバーボンを閉じ込め拷問するわ。それだけ教えておいてあげる」





『二日…。っ、わかった。ありがとう』





伊「Aー！！大丈夫か？！」



『うん、大丈夫。そっちは？』




伊「なんか途中でカバン放って逃げていきやがった…おばあさん怪我無い？大丈夫か？」




「ええ、ありがとうねぇお巡りさん。助かったわぁ」



伊「いえ！気を付けて」







二日…たったそれだけしか無いの…？４８時間で何が出来る？考えろ…何か策はないのか…？！






伊「A？」



『あ、今行く』



伊「………」

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