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「人間を守るだと？」
無惨は目の前にいる
女に向かって唖然としていた。
「えぇ、私の妹は人間に利用されていると気がつ
かない。いいえ、それが分かっていても混血であ
る自分を受け入れられないから人を守るのよ。
人間に馴染むために、人間にとって都合のいい
存在でありたいの。たとえあの子は死んだ炎柱、
煉獄杏寿郎の言葉を守りたいと思っても、絶対
下心がないとは言いきれないからね。」
「…お前はどうなんだ、鈴鹿真白。」
「さぁ？私にとって鬼も人間も変わらないように
見えるわ。どちらも欲深くて嘘つきな所が特に。」
「そういうお前らはその欲深く嘘つきな生き物
両方の血が流れている。」
「だから？」
「…。」
「あ、Aを殺さないでくれてありがとう。
結局勧誘には失敗したけれど、あの子の姿を
遠くから見れてよかったわ。」
真白はそう言って森の暗闇に溶けて消えていった。
無惨は1人、夜空を見上げ呟いた。
「蕨姫、月光院がこちら側についている。
Aは殺さない程度に抑えて捕まえろ。」
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かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月6日 10時) (
レス) id: 3bbaf93e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯月 | 作成日時：2019年5月6日 10時
