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「こうして会うのは

何年ぶりかな真白。」

「さぁ?そもそもまだ

死んでなかったの。」

「私が贈った髪飾りはまだ持ってるかい?」

「あぁ、捨てたわ。」

「そうかい、でも元気そうでなによりだ。」

真白の後ろに控えている紅葉と楓は仮面を被って

いても分かるほどの殺気を漂わせていた。

それでも産屋敷は微笑んで真白と話をする。

彼は既に下半身が動かず、所々に血が布団に染み付

いている。真白はそれを感情のない目で見ながら

こう言った。

「死んだ方が楽なのにね。」

「私を殺すつもりで来た訳ではないだろう?」

「死にかけの人間1人殺してもつまらないもの。」

「違う、私を殺せば君の妹の立場がなくなる

からだ。」

「…初めからこうなると分かっていたの?」

「君は最初から鬼殺隊に人間に紛れて入隊する

つもりだっただろう?Aと彼女の母親が殺されな

いように」

「質問の意味を履き間違えてる。

私が鬼殺隊に入ることを知っていてなぜ

小夜を殺した?」

その言葉と同時に紅葉と楓は抜刀する。

「…君の母親は人を喰った。」

「……。」

「そしてそれを殺すように指示したのは私だ。

今ここで殺しても構わない。もう短い命だからね

だけど、私を殺したら君は無惨を討つんだ。

君の母親も無惨の被害者なのだから。」

「は?それで貴方への憎悪は変わらない。

楽に死なせるものか。

お前には病で苦しみながら一番大切なものを

目の前で奪ってから殺す。」

真白は美しい顔を歪ませて笑った。

「あぁそれでいいさ。」

産屋敷はそれに微笑で返した。

それが最後、真白は抜刀し産屋敷の腕を切った。

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かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月6日 10時) (レス) id: 3bbaf93e64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:卯月 | 作成日時:2019年5月6日 10時

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