異能と魔法

ペナルティ ページ6

ヤバイ、ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイｯ!!!

バレてしまった…ミス・エルザに…

何を？妖精と話してるところだよ！

妖精は人を惑わしたりする悪の妖精がいるから注意

しなさいと言われてはや10年。

未だに規則を守れていないから、また怒られる…

｢はぁー、何回言ってもダメなんだね貴方は｣

｢はい、すみません…｣

｢悪の妖精ではないけれど、赤子なのよ｡少し気を

付けなさい。罰として…｣

な、何を言われるんだｯ！？

｢時計塔の従騎士からの依頼が入っているから、

貴方にそれを任せるわ｣

｢えっ？時計塔の従騎士のですか？

魔法使いは異能力者と極力接触を避けるのが暗黙の

ルールですよね？｣

｢えぇ、でも少し無視できない事件が起こったの｣

｢…もしかして魔法使いの関係者が…｣

｢その通り、行動を起こしたのはラヴクラフト｣

｢……｣

｢彼は今、組合にいるの。ではなぜ時計塔が

出てくるのかと思ったでしょ。時計塔の従騎士、

組合、死の家の鼠、この３つの組織がある異能力者

を探してる。目的はあの本。魔法使いにとってはど

うでもいい品物だけれど、魔法使いが異能力者に

干渉するのはこちらの業界じゃ御法度だからね。

時計塔もそれを察してか、こちらにラヴクラフト

を抑えるように依頼してきたの｣

｢で、それを私に？｣

｢どれだけ決まりを破ろうと私の弟子よ。さっさと

片付けてきなさい｣

本当は自分がやるのめんどくさいだけだろ

｢今何か言ったかしら？｣

｢いえ、何でもございません｣

｢では、急いで準備をしなさい。向かう地は日本

横浜よ。自分の故郷なんだから遊んできたっていい

わよ｣

そんなニコニコした笑顔向けられても…

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