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決まり事 ページ5

「はぁー、やっぱり疲れるわー」

赤髪の少女改めスレイはそう言って背伸びをした。

「やっぱり妖精の赤子と話すのは疲れる?」

妖艶な声がした。その声の先には美しい女性。

艶めかしい唇に切れ目、肌は少し黒人の血が混じっ

ているのだろう。褐色の肌をしている。

スレイがその女性を見た。

「いやー、ミス・エルザ、もしかしてさっきの会話

聞いていたんですか…?」

「ええ、もちろん聞いていたわよ。最初から最後ま

でね。」

スレイの目が泳いでいる。彼女はまずいと思った。

何故なら…

「相手が赤子だからって何でも言ってもいいんじゃ

ないのよ。彼らは無意識のうちに私たち魔法使いと

話そうとするけど、もし危険なことを吹き込んだら

危害が加わるのは私たちではなく人間なのだからね」

「はい、すみませんでした…」

妖精とは簡単に言えば、自然が創造した愛しき

もう一つの人間。彼らは親しさを込めて

旧友(old friend)と呼ばれている。

もちろん、人間のように妖精の中にも家族という

概念が存在する。スレイが話していたのは妖精

の赤子。と言っても、それは見た目の話。

いや、見た目は赤子なのだ。しかし、知識の量が違

う。妖精の赤子は親にあたる妖精に自分が持ってい

る知識を継承させるのだ。

加えて成長が早い。だからといって老けたりしな

い。ほとんどの妖精が長生きなのだ。

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(プロフ) - オリフラ外しましょう。違反になりますよ。 (2017年12月19日 21時) (携帯から) (レス) id: 654834ecb1 (このIDを非表示/違反報告)
木葉 智子 - オリジナルフラグが立ってますよ、更新楽しみにしています♪頑張ってください! (2017年12月10日 15時) (レス) id: 326445817f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:卯月 | 作成日時:2017年12月10日 14時

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