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未練 ページ26

「……ぷっ」

「……」

「くっ、アハハハハハ!

何を提案されるかと思ったけど、予想通り過ぎて

……」

そこでスレイは言葉を止めこう言った

「つまらない、少しは頭捻れクソジジイ」

声は低く、冷酷な声色

その言葉が言い終わると同時に

黒い外套を羽織った青年のすぐ下で

魔法陣が展開される

青年は崩れをちた

血は出てない

気を失ったように倒れた

その時、青年は一瞬にして灰になった

来ていた服も何もかも灰となり、

あとは何も残らない

それを冷たい目で見るスレイと玄瑞

スレイが口を開く

「私の兄が死んだのは知っている

今までずっと私を監視してましたよね

私の弱みを握り、此度の組織戦争で勝利する

ために、私を利用しようとした」

「……さすが、流石ですな!

カッカッカッ!いつから気づいておりました?」

「そんなの分かりきってる、

兄が死んだ四年前からですよね」

「…」

「貴方は私にこう提案するつもりだった、

回りくどく、この人の人形まで用意して

織田作之助の仇を取るために協力しろと

確かにあの件はポートマフィアの頭首

森鴎外が企てたもの。しかし、事の発端は

異能特務課の坂口安吾が正体をバラされた

ことから。私が兄の仇を取るのなら

ポートマフィアではなく、この地下組織を

ずっと見張って、命が常に消えているにも

関わらず、ただただ監視しているだけの

異能特務課だと」

そして、とスレイは言葉を区切り言った

「私の兄に正義という憧れを植え付けさせた

人物、夏目漱石」

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(プロフ) - オリフラ外しましょう。違反になりますよ。 (2017年12月19日 21時) (携帯から) (レス) id: 654834ecb1 (このIDを非表示/違反報告)
木葉 智子 - オリジナルフラグが立ってますよ、更新楽しみにしています♪頑張ってください! (2017年12月10日 15時) (レス) id: 326445817f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:卯月 | 作成日時:2017年12月10日 14時

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