30年後へ。【妖怪ウォッチ】 (ページ12)

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10話　夜行side ページ12

コウ「ハア…。」

目の前で電柱が壊れる。

『うっわすっご！ドッグマンの威力半端ない!!』

なんて言いながらケラケラ笑っているA。

…イナホは何が起こっているのか分からないようで、ポカーンとしている。

元妖怪ウォッチ使いがそんなに驚くか…？

このくらいのことならよくあるはずだが…。

「だ、大丈夫ですか…ってコウくん!?」

コウ「おや、ナツメではありませんか。」

『…もう既に女の子引っ掛けてんの？』

コウ「…。」

馬鹿なことを言っているAの頭を鷲掴みにする。

『ごめんごめん!!』

トウマ「白夜さんと未空さん…どうしてここに？」

『やぁトウマくん。Aでいいよー。』

イナホ「何が何だか…。」

…何も知らされずに連れてこられて巻き込まれ…。

イナホも可哀想ですね。

Aに気に入られるだなんて…。

私も人のことは言えませんが…。

？「何だ何だ!?二人の知り合いか!?」

ナツメ「アキノリ。私のクラスの転校生とトウマのクラスの転校生。」

『…イナホちゃん。』

イナホに声をかけながら、ナツメの後ろにいる執事服の妖怪を指差す。

『あれ。』

イナホ「…え!?もしかしてウィスパーさん!?」

『正解。』

ウィスパー「…イナホさんでうぃすか!?」

『またも正解。』

イナホ、ウィスパー「え…ええええええええ!?!?」

…うるさい…。

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