時244 ページ6
白「……そうか。」
A「………。」
私は白竜がどんな顔をしているのかが怖く、
しばらく顔をあげられずにいた。
下を向いたまま、ゆっくりと口を開く。
A「私ね、白竜には、
いろんな所で助けてもらって、支えてもらった……。
ゴッドエデンのときも…
ホーリーロードのときも……
そして今も。
白竜には、数えきれないほどの感謝をしてる……。
私も、白竜のことが好きだよ。
でも……
……っ！？」
その時、懐かしい温もりに包まれた。
白「なにも言わなくていい……。
…最初からわかっていた。
Aには、アイツが…天馬がいると……。」
いつもよりすぐ近くから、白竜の声が聞こえた。
それはだんだんと、涙声に変わっていく。
白「初めは悔しくて、仕方がなかった…。
もう少し早く俺が告白していれば…
もう少し早く俺が素直になっていれば……と。
だが、今は違う。
アイツなら俺なんかより、
ずっとAを幸せにできる…。
Aも俺といるより、
アイツといたほうが幸せになれる……。
そう思っていたが……
それでも…
俺の気持ちをお前に、伝えたかったんだ……。」
白竜の抱き締める力が強くなった。
A「白竜……」
白「……もう少しだけ、こうしていていいか…？」
A「……うん。」
白竜の声、ずっと震えていた…。
きっと…ずっと涙を堪えていたんだ…
私を困らせないように……。
私はゆっくり白竜の背中に手を回した。
A「……堪えなくていいよ。
私、白竜の涙が止まるまで…ずっとこうしてるから。
……ありがとう。
白竜の本音、全部教えてくれて……。」
そう言うと白竜は声をあげずに、静かに涙を流した。
私は黙って、ずっと白竜の背中を撫でていた。
この日初めて、大きなたくましい白い竜は涙を流した。
けれど彼は後悔はしていなく、
涙を流しているのに、
とても爽やかな笑顔を浮かべていた。
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こころ(プロフ) - 面白いです 更新待ってます！ 体調にもきおつけてください (2021年2月5日 2時) (
レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺんちゃ?(プロフ) - 最初から全て見させていただきました！更新は書きたいとおもったらいつでも書きに来てください！いつでも待ってます！そして受験勉強頑張ってください(*´ｰ`*) (2019年6月8日 14時) (レス) id: c56285ccb6 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - ああ…続き見てみたいです… 是非続き書いてください…! (2017年10月17日 18時) (レス) id: 88a253b18a (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - 無理のない更新スペースでいいお願いします 暇があったら是非続きを (2017年7月24日 1時) (レス) id: 44ad62a4d0 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - 結構長い間が立ちましたが、ぜひ書き続けてください。応援してます (2017年5月26日 20時) (レス) id: 7736ed27c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒メイド | 作成日時：2016年10月25日 20時
