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藤ヶ谷side
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横「俺…酷いこと言ってんのかな……、間違ってることなのかな」
いつも自信だけは満々な渉が、迷いを見せるほど、難しい話
「間違ってないよ」
渉にここまで言わせて、俺、何してんだろうな
「ちょっと行ってくる」
横「え?」
「すぐ戻るから、美味しいご飯作っててよ」
家を出て、すぐにあるいつもの喫茶店
もう閉店時間になる頃だけど、まだ明かりはついている
カランカランっと鈴の音がするドアをスライドさせ、中からふわっと珈琲豆の匂いに包まれる
玉「すみませんもう閉店時間で………藤ヶ谷さん」
「今、いいですか?」
玉「……どうぞ。」
いつもの席を手のひらでさすから、どうもって、そこに腰をかける
「玉森さん俺」
玉「何にしますか」
「え?」
メニューを差し出して聞いてくる
玉「オススメはカフェラテです」
「…じゃあ、カフェラテを」
玉「かしこまりました。」
珈琲豆を削る音が聞こえ始めた
「…俺、北山が好きです」
「2人のこと、知っているのに……諦められなくて」
玉森さんは削った珈琲にお湯を注いでいる
「北山に……会いに行ってもいいですか」
コトンっと、目の前に置かれたカフェラテには、クリームで可愛らしい猫がのっていた
玉「それ、みつが好きだったやつ」
玉「甘いのが苦手だから、甘さ控えめのクリームで、美味しいって言ってた珈琲豆をブレンドして作った、みつの為のカフェラテ」
北山の為の、カフェラテ
「……美味しい」
玉「美味しいでしょ」
でもこれは店には絶対に出さないって玉森さんからは、強い独占欲みたいなものが感じられる
「……」
凄くおいしくて、また飲みたくなってしまうくらいに美味しくて……
もう、諦めてあげられたらいいのに…と思うのに、やっぱりどうしてもと、思ってしまう俺は、凄く酷いやつなのかもしれない
「北山が…好きですっ」
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ももみつ(プロフ) - ゆななんさん» ゆななんさんお久しぶりです!またコメントありがとうございます(*´ω`*)嬉しいお言葉感謝感激です、、頑張ります! (2020年2月4日 9時) (レス) id: 4799dfe531 (このIDを非表示/違反報告)
ゆななん - ももみつさんお久しぶりです!完結おめでとうございます!最終的に二人とも幸せになってよかったです!これからも応援しています!頑張って下さい!o(*≧∇≦)ノ (2020年2月2日 18時) (レス) id: 3ef649cf91 (このIDを非表示/違反報告)
ももみつ(プロフ) - かのんさん» かのんさんコメントありがとうございます!基本思いついたらばぁーっと描いてますので、その内ぽんっと更新するかもしれませんね^-^気長にお待ちいただけたらと思います。応援...嬉しいです、とても励みになります、頑張りますね! (2020年2月1日 21時) (レス) id: 4799dfe531 (このIDを非表示/違反報告)
ももみつ(プロフ) - みちこさん» みちこさんまたコメントありがとうございます!玉ちゃん、幸せにしてあげたくなりますね(/. .\)また、落ち着いたら描き始めますので、良かったら遊びに来てください^-^ (2020年2月1日 21時) (レス) id: 4799dfe531 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 完結おめでとうございます!!これからも応援しておりますので、おまけ話よろしくお願いいたします^_^玉ちゃんも渉や宮っちなどと幸せになって欲しいです!それでみっくんが少し寂しくなってしまう話など期待しております笑 (2020年2月1日 20時) (レス) id: d16eaf7b83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ももみつ | 作成日時:2020年1月8日 1時