家に、北山ってやつが住み着きました。

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横尾side





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｢宮田さんっ！｣




宮｢あっ、横尾さん｣




｢太輔は…｣




宮｢今は、病室で寝てると思います｣





宮田さんが、太輔の携帯から連絡をいれてくれて、


会社に事情を話して早退させてもらった





｢何があったんですか？｣




宮｢僕もよく分からなくて……｣




｢過呼吸起こしたんですよね｣




宮｢はい……多分、あんなとこ見ちゃったからかも｣




｢あんなとこ？｣




宮｢きたやん…僕の友達なんですけど、今凄く危険な状態で、治療を受けてるんですけど…｣






宮田さんの話によると、その病室のドアを太輔が開けてしまい、中の様子を見ては、過呼吸を起こして倒れたらしい





宮｢……もしかして｣





知り合いなんですかね？と聞く宮田さんに、なぜだか、心臓がﾄﾞｸﾝｯと嫌な音を立てた




｢その病室…案内してもらってもいいですか？｣






嫌な予感、嫌な動悸




｢……北山、宏光…｣




宮｢…お知り合いですか？｣




｢みっちゃん……｣






ｶﾞﾗｶﾞﾗｯと病室のドアが開いて、一瞬覗かせた病室







これを、見たのか


太輔が……







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