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〇*47.〇 ページ47

北山side











『もう帰る、じゃーねうそみつ!』




「はいはい」




『…』




「何?」




『…ありがと、うそみつ』




「そこもうそみつかよ」




『だって…』




「ふっ笑わかったよ、はい帰った帰った」




『またね』




「おう」









…うそみつか





そうかもな








俺はいつも、嘘ばっかり






でも




本当のことを言ってしまったら






きっとこの関係すら、壊れてしまうんだろう








「おいカオマル」




フギュゥ…






「お前、変な顔だな」




「これが俺か?」








本当は、Aからもらったのが




凄く嬉しくて






ベッドの横に飾ってる






「ふっ、ほんとにセンスねぇなー」







まぁでも、Aらしい





「おいカオマル、寂しいからこっち来い」






なんて、




枕元に置いた









その日、俺は彼女の夢を見た









『みっくんとはなればなれなの…』




『やだ…っ、みっくんとずっといっしょにいるの!』






「A…だいじょうぶ、きっとまたあえるから」





『…ほんとに?いつ…?』





「わからないけど、ぜったいあえる」




『うん…あえるっ』








『じゃあさ…みっくんあのね』








『おおきくなって、またあえたら




けっこんしようね!』









〇*48.〇→←〇*46.〇



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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年8月23日 10時

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