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北山side
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「…なんて笑何聞いてんだ俺笑」
「わりぃ変なこと聞いたな。」
藤「…守ってあげたい人」
「…えっ?」
ただの後輩とか
そんな言葉を期待していたのに
なんで…そんなこと、言うんだよ
藤「なんだか…放っておけないんだよね」
藤「Aちゃん、いつも一生懸命だから」
…
藤「今日も、初めての担当ページが完成して…気が緩んじゃったのかな。泣き出しちゃって」
なんでそんなに
愛おしそうな目でAを見るんだよ
藤「Aちゃん、そういうことあんまり言わない子だからさ…俺が見守って上げなきゃって…」
なんだか、
随分とAのことを知ってるみたいな言い方
…Aの気持ちが
藤ヶ谷に少しは響いてんのかな
Aがこれ聞いたら
きっと凄く喜ぶんだろうな
…、
「それは…後輩として?」
藤「ん?うん」
迷いなく頷く藤ヶ谷に
安心しまってる俺を知ったら
Aは…どう思うんだろう
ごめんな、Aを応援するなんて言いながら
目の前にいる藤ヶ谷に
Aの魅力がばれたくないなんて
思ってしまう
藤「Aちゃんどうする?」
「このまま寝かせとくよ」
藤「でも…」
「大丈夫。よくあるから」
少しだけ、見栄を貼った
俺の方が、Aを知っているんだって
.
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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年8月23日 10時