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〇*26.〇 ページ26

北山side




.




「…なんて笑何聞いてんだ俺笑」






「わりぃ変なこと聞いたな。」






藤「…守ってあげたい人」






「…えっ?」








ただの後輩とか



そんな言葉を期待していたのに






なんで…そんなこと、言うんだよ







藤「なんだか…放っておけないんだよね」






藤「Aちゃん、いつも一生懸命だから」













藤「今日も、初めての担当ページが完成して…気が緩んじゃったのかな。泣き出しちゃって」






なんでそんなに



愛おしそうな目でAを見るんだよ






藤「Aちゃん、そういうことあんまり言わない子だからさ…俺が見守って上げなきゃって…」








なんだか、



随分とAのことを知ってるみたいな言い方







…Aの気持ちが



藤ヶ谷に少しは響いてんのかな






Aがこれ聞いたら





きっと凄く喜ぶんだろうな








…、








「それは…後輩として?」






藤「ん?うん」








迷いなく頷く藤ヶ谷に




安心しまってる俺を知ったら






Aは…どう思うんだろう







ごめんな、Aを応援するなんて言いながら






目の前にいる藤ヶ谷に





Aの魅力がばれたくないなんて




思ってしまう







藤「Aちゃんどうする?」







「このまま寝かせとくよ」






藤「でも…」







「大丈夫。よくあるから」









少しだけ、見栄を貼った







俺の方が、Aを知っているんだって








.

〇*27.〇→←〇*25.〇



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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年8月23日 10時

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