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〇*42.〇 ページ42

藤ヶ谷side











本当はずっと前から気づいていたのかもしれない





それなのに、



気づかないふりをしていた俺は






君の言う優しい人ではないんだよ






















「2人になっちゃったね」





『…先輩、これやっぱり』








『駄目です…!』








結城先輩知ったら、悲しんじゃいますって





下を向くAちゃん、









千明が…悲しむ




…そんなこと









『先輩…?』





「…もう少しだけ、一緒にいたいな」





『え…っ?』





「駄目かな」





『だ、駄目じゃ///』





「じゃあ行こ」









ねぇAちゃん、





ごめんね








君はずっと、俺だけを見てくれていたのに





俺はずっと









君に彼女を重ねてた








だから言って




最低だって、怒って









俺は少しも




君を愛していなかった







〇*43.〇→←〇*41.〇



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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年8月23日 10時

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