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〇*19.〇 ページ19

北山side




.




『どうですか…?』





藤「ん!美味しいこれ」








藤ヶ谷の言葉で


もう、それはそれは嬉しいって顔に出る程




Aの顔が緩んでて







良かったな、なんて言葉より



ただ単に、むかついてしまった









『良かったです//』







なんて顔を赤らめるAは




俺の知らないAで






俺には決して見せないその表情に




どうしようもなくむかついた








なんでここに来たんだよ







「おいしーい」






『ほんと?良かった〜』








3人でいると、



藤ヶ谷と俺の違いが明確に見えてしまって





届かないって、痛いくらい思い知らされてしまう









『じゃあ私も飲もうかな〜』








Aも、お酒を持ってきて




俺の隣に座った








…藤ヶ谷の隣に座ればいいのに





わざわざ俺の隣に座ってくるのは



無意識なんだろうか






それとも…






違うか、藤ヶ谷の隣になんて座っちゃったら




お前緊張して、話なんて出来なくなっちゃうんだろうな






でも…嬉しそうに、恥ずかしそうに




笑うんだろうな








藤「乾杯しよっか。じゃあ北山、よろしく」







「俺かよ」






『みっくん早く〜』







「えー……かんぱーい!」







「『かんぱーい!』」









.

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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年8月23日 10時

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