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北山side
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『どうですか…?』
藤「ん!美味しいこれ」
藤ヶ谷の言葉で
もう、それはそれは嬉しいって顔に出る程
Aの顔が緩んでて
良かったな、なんて言葉より
ただ単に、むかついてしまった
『良かったです//』
なんて顔を赤らめるAは
俺の知らないAで
俺には決して見せないその表情に
どうしようもなくむかついた
なんでここに来たんだよ
「おいしーい」
『ほんと?良かった〜』
3人でいると、
藤ヶ谷と俺の違いが明確に見えてしまって
届かないって、痛いくらい思い知らされてしまう
『じゃあ私も飲もうかな〜』
Aも、お酒を持ってきて
俺の隣に座った
…藤ヶ谷の隣に座ればいいのに
わざわざ俺の隣に座ってくるのは
無意識なんだろうか
それとも…
違うか、藤ヶ谷の隣になんて座っちゃったら
お前緊張して、話なんて出来なくなっちゃうんだろうな
でも…嬉しそうに、恥ずかしそうに
笑うんだろうな
藤「乾杯しよっか。じゃあ北山、よろしく」
「俺かよ」
『みっくん早く〜』
「えー……かんぱーい!」
「『かんぱーい!』」
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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年8月23日 10時