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北山side
.
「家へおいでよ」
つい、言ってしまったけど
なんか、これって...
藤「同棲だね」
「...藤ヶ谷っ///」
後ろから耳元でそんなこと言うもんだから
顔がカァーッて赤くなった
そんな俺を見て藤ヶ谷は満足そう
藤「宏光」
俺が座ってたベッドに
藤ヶ谷も腰掛けて、俺の手の上に藤ヶ谷の手が当たった
ぎゅって、握られる手がなんだかくすぐったい
藤「...宏光に、触れられる」
「...藤ヶ谷がいる」
藤「ふふ笑」
これからは、俺ら
ずっと一緒なんだね
「明日から学校だね。皆びっくりするだろうな」
藤「2回目の転校生なんて、異例だからね」
「でも、絶対皆喜ぶよ」
藤「だといいな」
繋がれてる手が幸せを運んでくれる
傍にいると、感じられる
それだけで十分だよ
「...えへへ」
藤「ん?」
「藤ヶ谷っ」
藤「なーに笑」
「んふふ笑」
呼べば答えてくれる
笑ってくれる
藤「もう...」
「...ふじっ/////」
藤ヶ谷の顔がすぐ近くに
「...あっの...?///」
藤「なに?」
「...ち、ちかっ...い///」
藤「うん」
「...えっ///」
顔を近づけたまま、藤ヶ谷が
意地悪に笑っている
ず、るい...
なんでそんなに余裕な顔...
藤「宏光〜?」
「...もうっ////」
藤ヶ谷の唇に、触れたい
恥を捨てて俺から近づいたのに
藤ヶ谷の人差し指に止められてしまう
「...んでっ」
藤「みつママいるから駄目。」
「...でも」
藤「だって俺...宏光からそんなことされたら、本当に、我慢できなくなっちゃうから...」
そう言って、
藤ヶ谷は、後ろを向いた
ねぇ藤ヶ谷
もしかして...
藤ヶ谷も、俺と同じなの?
「...藤ヶ谷?」
藤「...なに」
「えっ?藤ヶ谷?」
藤「見ないでよ」
「えっ、やだ」
「こっち向いてよ」
なんだよ藤ヶ谷...
散々余裕ぶって...
そんなに顔赤くして
「人の事言えないね」
藤「...うるさい」
「ふふ笑」
藤ヶ谷も、俺と同じ気持ちなんだって...
嬉しかった
.
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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年7月24日 21時