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北山side




.




「ど〜」



それから、患者の衣装も


数名分は完成してて





1着着させてもらった





藤「ズボンちょっと長かった?」



玉「みつだからだな」



「おいっ!そこは触れるなぁ!」



玉「がやのはまだ?」



藤「流石に今日じゃ終わらなかったみたい」



「この量だもんね」





あ、そうだ



「藤ヶ谷も白衣着てみてよ」



藤「白衣?」



「絶対似合う」




スタイルいいし、かっこいいし〜


似合うに決まってる






「ねっ」



藤「分かった笑」





そう言って、白衣を羽織った藤ヶ谷を見て


しまったって




思った




「...///」



玉「え、かっこ良すぎる...」



二「似合いすぎ...」



千「治療されたい...」



藤「そう?笑」



「か、片付け始めよ!/////」





なんだか直視出来なくて


藤ヶ谷が本番、医者役じゃなくて良かったって



ほっとした





藤「ねぇ北山どう?」




片付けの最中、


白衣の藤ヶ谷が俺の顔を覗き込んでくるもんだから




参ってしまう




「...っと/////」



藤「ん?」



「...かっこいいです/////」





そう言うと、藤ヶ谷は満足そうに


片付けに戻った





「ふぅ...」



二「結局どっちなの?」



「へ?」



二「たまなの?それとも、がやなの?」



「え、何?」



二「みつの好きな人」



「え!!!」



二「しっ」





にかにも、いつの間にか気づかれていたことを知って


なんだか、恥ずかしくなった





「...てか、なんで皆藤ヶ谷のこと聞くんだよ」




俺が藤ヶ谷を好きとか...



ましてや、藤ヶ谷が嫌がるだろうし





...そんなやつじゃない...か





二「ねぇどっち?」



「...俺は///」





たまのことが...




ガシャンッ...



「藤ヶ谷...!」





立てかけてあった装飾品が藤ヶ谷の方に


倒れてしまった





「大丈夫か...っ」



藤「...って」



「肩?痛む?」





肩を抑える藤ヶ谷



どうやら、肩に落ちて来たらしい





藤「...大丈夫だよこれくらい」



「だめ。保健室いって、冷やすものでも貰ってこよ?」



藤「うん、ごめん」






藤ヶ谷は全然悪くないのに



申し訳なさそうに謝るから






「ありがとうでしょ」



藤「ありがとう」




そこが藤ヶ谷のいい所で、悪いとこ





藤ヶ谷のことなら、

よく分かる



なんでか、それが凄く嬉しかった




「ふふ笑」



藤「.....//」






.

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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年7月24日 21時

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