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北山side
.
藤ヶ谷を思うと
どうしようもなく、苦しくなった
忘れてしまった俺を、憎んだ
俺の言葉1つ1つに
きっと...凄く傷ついていたんだって
藤ヶ谷はまた...会いに来てくれた
全て忘れてしまった俺に
もう一度...会いに来てくれた
それなのに...
俺は藤ヶ谷じゃなくて
たまを選んだ...
急によそよそしくなったのも、
切ない顔をよく見せるようになったのも
全部全部...俺のせいだった
藤ヶ谷はいつも...
俺を想ってくれていた
その愛に気づかないで...
馬鹿だ...俺...
ねぇ藤ヶ谷...もう、遅いかな
もう...会えないのかな
沢山傷つけてしまった藤ヶ谷を
今度は俺が...
.
「.....ん」
気づいたら、眠ってしまっていたみたい
夜中に、目が覚めてしまった
「藤ヶ谷...」
「藤ヶ谷...」
...、
「藤ヶ谷ぁ...」
藤「なぁに」
「...ふぇ」
聞こえるはずのない声がして
いるはずがないのに...
「幻覚...?」
藤「会いたかった...」
でも、すぐにふんわり包まれた身体に
藤ヶ谷の温もり
「...うぅっ...藤ヶ谷だ...っ」
藤「忍び込んで来ちゃった」
「藤ヶ谷ぁ...っ」
藤「北山...」
「会いたかったっ...」
ずっと求めていた
藤ヶ谷の温もり
嬉しくて嬉しくて
幸せな涙が溢れて止まらなかった
.
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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年7月24日 21時