検索窓
今日:24 hit、昨日:0 hit、合計:57,556 hit

36 ページ36

北山side




.




藤ヶ谷を思うと



どうしようもなく、苦しくなった






忘れてしまった俺を、憎んだ




俺の言葉1つ1つに



きっと...凄く傷ついていたんだって





藤ヶ谷はまた...会いに来てくれた


全て忘れてしまった俺に




もう一度...会いに来てくれた




それなのに...






俺は藤ヶ谷じゃなくて


たまを選んだ...





急によそよそしくなったのも、



切ない顔をよく見せるようになったのも





全部全部...俺のせいだった




藤ヶ谷はいつも...


俺を想ってくれていた





その愛に気づかないで...




馬鹿だ...俺...






ねぇ藤ヶ谷...もう、遅いかな




もう...会えないのかな





沢山傷つけてしまった藤ヶ谷を



今度は俺が...





.





「.....ん」




気づいたら、眠ってしまっていたみたい



夜中に、目が覚めてしまった





「藤ヶ谷...」



「藤ヶ谷...」






...、




「藤ヶ谷ぁ...」



藤「なぁに」



「...ふぇ」





聞こえるはずのない声がして



いるはずがないのに...





「幻覚...?」



藤「会いたかった...」





でも、すぐにふんわり包まれた身体に



藤ヶ谷の温もり





「...うぅっ...藤ヶ谷だ...っ」



藤「忍び込んで来ちゃった」



「藤ヶ谷ぁ...っ」



藤「北山...」



「会いたかったっ...」





ずっと求めていた



藤ヶ谷の温もり




嬉しくて嬉しくて




幸せな涙が溢れて止まらなかった






.

37→←35



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
157人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , 藤北 , 北山宏光
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ももみつ | 作成日時:2019年7月24日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。