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北山side




.




たまの様子が、おかしい



最近、目を合わせても、すぐにそらされてしまう





話しかけても、


なんだか、話を急かされてるような...




俺と話したく...ないのかな




「ねぇたま...」



玉「...ん?」



二「みーつっ!玉森とばっかいないで俺とも遊べっ」



「んだよにかっ」






にかや千賀が来ると



たまは、ホッとした顔をするんだ





「...」



二「みーつ?元気ない?」




二「み〜つ〜」



「...もう、うるさいなっ!」






何も悪くないにかを怒鳴りつけてしまった



たまのせいだ...





二「みつ...?」



「...っ」





涙が出そうになって、逃げるように



廊下へ走っていった






藤ヶ谷がいなくなって



なんだか、怖くなってしまった





ずっと傍にいてくれた人が



ある日突然いなくなってしまうんだ...






「も...やだよ...っ」




こんな思いしたくないっ





「うぅ...っ」



玉「みつ...」



「...来ないでよっ」



玉「...みつ聞いて」



「...ぃに、なったんでしょ」



玉「なに...?」





藤ヶ谷だって、たまだって...





「嫌いになったんでしょ...俺の事っ」




「俺の事が嫌いだから、皆離れて行っちゃうんだっ」



玉「みつ...っ、それは違うっ」



「じゃあなんで藤ヶ谷はいなくなったのっ?」



玉「それ...は」



「みんなみんな...嘘つきだ...」



玉「みつ...あのね」






聞きたくない、聞きたくない...




「...った...ぃっ」



玉「みつっ」



「...っ、ふじ.....っいたいっ」






『宏光...好きだよ』





なんで...









頭の中で聞こえる藤ヶ谷の声が


凄く温かいんだ...





.

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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年7月24日 21時

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