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玉森side
.
「ねぇ渉」
横「先生な」
「渉は知ってるんじゃないの?」
横「何がだよ。あ、テストの答えだったら、言わねーぞ」
「がやだよ」
がやの名前を出せば
渉は戸惑いの顔を見せる
やっぱりって
みつには、何も知らないって言っておきながら
みつは騙せても、俺はそうはいかないから
「渉は本当にこれでいいと思ってるの?」
横「...お前」
「こないだがやに会った」
横「...は?」
「偶然...だなんて、思ってない。」
あそこで、がやに会ったのは
きっと必然だった
2人の想いが
俺に、どうにかして欲しいって
助けを求めてきたんだよ
そう思いたい
「これ以上、2人が苦しむのは...絶対おかしいって...」
横「...玉森」
「がやには、断られちゃったけど、やっぱり納得行かないよ俺」
「教えて欲しい。」
「2人を...救いたい」
渉の目を真っ直ぐに見つめると
分かったよって
諦めた様子の渉
横「...これから話すこと、全部が本当のことだって、信じて欲しい」
横「2人の関係について...」
.
.
.
「そんな、こと...」
横「太輔は...北山のために、ここから出ていくのを決めたんだ」
「...」
横「俺は止められなかったよ...」
「...酷い」
「かわい、そうだよ...」
横「こうなる、運命だったんだって...太輔が言うんだ」
横「でも、俺はそうは思わない...」
横「だって2人はまた、恋をしたんだから」
横「俺には出来なかったけど...もしかしたら、玉森になら、出来るかもしれないね」
頭の中が、混乱していた
2人を救いたいって
そう願ったけれど
そうすることが、結局2人を傷つけてしまうんじゃないかって...
「...お、れ」
横「...ごめん、思い詰めないようにな?」
分からなく、なってしまったよ
どうすることが、正解なの...
どうすれば、2人は...
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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年7月24日 21時