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北山side
.
藤「北山あーん」
「えっ?///」
藤「大丈夫ちゃんとふぅふぅしたよ?」
「ふぅふぅって///」
子供じゃないんだから、自分で食べれるよっ...///
藤「早く〜」
「...ん、ぁ...ぁーん/////」
受け入れた俺を満足そうな顔で見る藤ヶ谷
なんか、今日の藤ヶ谷...
変...
藤「北山段差あるから気をつけて?」
「お、うん」
藤「危ない」
ぶつかりそうになった時
俺を引っ張ってくれたり、
ちょっとしたことも、気にかけてくれる
なんかこれって...
俺...
彼女みたいじゃん...って
自惚れてしまいそうになる
なんだか、藤ヶ谷が
俺の事を凄く大事にしてくれているって
藤「あ、最後にお化け屋敷入らない?」
「えっ?あ、そう言えば、ちゃんとは見てないからな」
じゃあ入ろって
藤ヶ谷の手が俺の手に重ねられた
「ちょっ///」
藤「行くよ〜」
怖がってるから手を繋いでいるんだと
思っているのか
受付の子には特に何も触れられなかった
お化け屋敷が苦手なのに
全然怖くないよ
それよりも、ドキドキと高鳴る鼓動に
俺は戸惑っていた
千「お注射します...」
藤「お疲れ千賀」
千「普通に話しかけないでよ笑」
藤「ははは笑」
意外といたずらが大好きな藤ヶ谷
二「うぅ...」
藤「うぅ...」
二「ちょっと!怖がってよ!」
子供みたいに、笑うんだ
「お疲れ様」
二「も〜...」
いよいよ、最後の場所
キィーって
タイヤの擦れる音
車椅子に乗った人がこちらへ向かってくる
『どこ...どこにいるの?』
探している
『やっと見つけた...』
ずっと待ってたよ...
あっという間に、お化け屋敷も終わってしまって
文化祭終了の合図が鳴る
夜は後夜祭があって
キャンプーファイヤーに、花火があがる
藤「屋上行こうよ」
「うん。あの...藤ヶ谷?」
藤「んー?」
「その...さ、手///」
ずっと繋がれたまんまの手
皆に、見られてしまうよ?
藤「んー?行こ?」
結局離してくれなくて
そのまま、屋上に向かった
でも本当は
離して欲しくなかったから
ずっと、繋いでいて欲しかったから...
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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年7月24日 21時