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北山side




.




藤「北山?」



「...ん」



藤「どうしたの?」



「んー、ちょっとね頭痛が...」



二「え!みつ大丈夫!?」





後ろから凄い勢いで身を乗り出してきたにか



「大丈夫大丈夫、すぐおさまるから」



藤「保健室行く?」



「平気だよ」



藤「辛かったら...言ってね」



「うん、ありがとう」





心配そうな顔で俺を見て


でもすぐにその目を逸らしてしまう




ねぇ藤ヶ谷



俺は嫌われてしまったのかな





あの日から

感じる藤ヶ谷との距離に




寂しさを覚えていた




.




玉「みーつ、帰ろう」



「あ、うん。藤ヶ谷...」



藤「俺は」



玉「ん?がやも帰ろ」



藤「、うん」





ねぇ今、もしかして


断ろうとした...?




「...」



だめだ...


涙が出そうになる




玉「ねー、どう?これから3人でどこか行かない?」


「...」


藤「ごめん、今日は早く帰らないといけなくて」


玉「そっか」




沈黙が続いてしまう



重たい空気




玉「も〜!」


痺れを切らしたたまが声を出した





玉「ちょっと2人、話したら?俺はもうここで帰るから」


「え、」


藤「...」


玉「ね。分かった?」




藤ヶ谷をちらっと見ると


藤ヶ谷も、俺を見てて



また、すぐに逸らした




玉「じゃあね」




そう言って、そそくさといなくなったたま






「...」




それでも、重たい空気は変わらなくて






藤「ごめんね」




沈黙を破ったのは、藤ヶ谷だった




藤「たまと帰りたかったでしょ」





そう言って申し訳なさそうな顔をする


藤ヶ谷は



いつもみたいに、優しい





「もしかして...気を使ってくれていたの?」




俺が、たまと2人になれるように




「...俺は、藤ヶ谷とも一緒にいたいよ」



藤「...北山」





堪えてた涙が零れてきて



慌てて、隠した





藤「...そんな良い理由じゃないよ」



「じゃあ...」





振り向いた俺の頭にそっと



藤ヶ谷の手が触れる





抱きしめられる



そう、思ったのに





藤ヶ谷の手が、離れていった





藤「帰ろう」





心にもやだけ残して


藤ヶ谷は、分かれ道を帰って行った




.

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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年7月24日 21時

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