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藤ヶ谷side





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『あーれ面白かったよね!』




玉「うん、最後のやばかったよね」







この間見たらしい映画で盛り上がってる2人



なんで一緒に帰っているかと言うと、たまも寮生みたいで、周辺の案内もついでにしたいから一緒に帰ろうってなったらしい


別に2人で良かったんじゃないか






玉「ねぇ、がやも俺と地元一緒なんでしょ?」




「うん、そうらしい」




玉「こっち来て初めて会ったから嬉しー」







けど、意外と話しやすくて



結局3人で話してしまって








玉「あ、お向さんですね」






部屋が向かい側だということが判明したから、流れで夜ご飯を一緒に食べることになってしまった







玉「あーもうまじで良かった」






意外とオープンな性格なたまは、俺らの部屋に入るなりソファに寛ぎ、天井を見上げて言った







玉「俺人見知りなんたよね」




『まじで?笑』




玉「そー、だからみつが色々話してくれて、めっちゃ助かった」








嬉しそうに笑って、恥ずかしそうに頬を赤らめちゃって






「はいはい、イチャついてないでご飯何食べるか考えて?」




『焼肉?』




「いや、部屋臭くなるし」




『えー…じゃあ、生姜焼き?』




「いいけど、、折角3人で食べるんだからもっとなんか無いの?」




『あー、じゃからあげ!』




「北山の頭の中、肉しかないのかよ」




玉「なはは笑笑」









思い切りお腹抱えて笑いだしたと思えば、仲良しだねってまた笑い出す






「どこが、」






仲がいいなんて、言われたのが初めてだったから



有り得ない、なんて思ってる俺の肩に手を回して、『まぁ、俺ら?ルームメイトだからな?』なんてふざけた言い方をして、ケタケタ笑ってる北山が



『やっぱり肉食べたい』って言うもんだから、結局なんかチキン屋さんのデリバリーを注文した

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作者名:ももみつ | 作成日時:2022年8月23日 16時

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