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藤ヶ谷side





.





「返ってこない…大丈夫なの、もしかして、倒れてたり…」




横「寝てるんじゃない?」




「そう、かな…」




横「太輔今日1日ずーっとそわそわしてんね」







横「そんなに心配?」




「え?」






太輔変わったねって、なんだか嬉しそうに渉が笑う



俺が変わったって?






横「散々北山のことあーだこーだ言ってたのに」




「…そ、れとこれとは別の話じゃんっ?」




横「そう?」




「友達が体調悪かったら…心配じゃん、」




横「友達ねぇ」




「なんだよ」




横「別に?」







んだよ…



つか、北山、携帯見れないくらいしんどいとか?






まだ3時間目だよ…昼もまだだし




生きた心地がしない…








それから、4時間目、お昼、過ごして後2時間残ってる授業の準備をする






「…ぁ!」




また、北山に連絡を入れようとしたら、既読がようやくついた







「…渉」




横「ん?」




「俺帰る」







携帯には、大丈夫とだけ表示された





渉は全てを悟ったように、先生には言っとくよって手をシッシッて俺に向けた





「ありがと、後で何かおごるわ」




横「当たり前だ」






まだ授業が始まる前だったから、鞄に出した教科書とかをしまって、廊下に出た







玉「…帰る、の?」




「…あぁ、ちょっとな」




玉「………みつ、に…よろしくね」






なんだか少しだけ、玉の様子が可笑しく見えたけど、今は何よりも早く帰りたくて、またなとだけ言って別れた







少し小走り、息があがるけど、



ただ、なぜか…







「…なぜ」






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作者名:ももみつ | 作成日時:2022年8月23日 16時

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