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「…え?」
『たま』
「…なんで、みつ、みつじゃん」
『たま、ごめんな。俺が苦しめてしまったね』
「……っ」
「そう、だよ…全部みつのせいだよ
勝手に1人でいなくなって、俺どうしたらいいか分かんなくて…っ、みつに、申し訳なくて」
『うん…ごめん。
でもね、俺…今すっごい幸せなんだ』
『幸せだよ』
「みつ…」
『じゃあ…太輔待ってるから///』
「何その幸せ全開顔、むかつく」
『んだよ///』
「…みつ、」
『ん?』
みつが全部忘れちゃって…
俺だって寂しかったんだからな
「たまにはそっち行くから…」
『おう、じゃな』
みつの馬鹿
ありがとう…
「…あの、さ」
「…たまっ」
何日ぶりに会うだろうか
「俺、苦しいんだけど」
「え?」
「苦しい」
「え?えっと…汗」
焦ってる宮田に、抱きついた
戸惑ってる様子がひしひしと伝わって来て
笑いそうになった
「俺やっぱ、お前いないと駄目みたい」
俺の名前を呼んで、腰に回された宮田の腕が温かかった
「たま…愛してるよ」
「…うん、知ってる」
みっともない、
涙なんか
「もう、いなくなんじゃねぇぞ…」
「うん…ずっとたまといる」
「…勝手にしろ」
「ふは…っ」
幸せだって、こういうことなんだ
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作者名:ももみつ | 作成日時:2021年5月14日 8時