検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:37,141 hit

。19 ページ19

side.f





.





「見つかったの…?」



「あぁ、驚いたよ。うちの事務所に入ってくるんだって」



「…会ったの?」



「いや、まだこれから」



「…そっか」






たまもたまで大袈裟だよな全く



本当にお別れだって思ったんだよ俺






「宏光も、ちゃんと言ってくれればよかったのに。あ、もしかしてサプライズかな」



「がや、あのね…」



「ん?」







口ごもって勿体ぶるから、なんだよって





「何ー?」






「みつはもう、がやと俺の知ってるみつじゃないよ」




「…は?」




「みつはもうがやのことも俺のことも忘れてしまったの」



「…」




「何も覚えてないよ、みつは…」




「…やめろよ、やめろ」







「いくらたまでも許さないよ」




「…逃げるのは勝手だけど、


俺はみつの幸せを心から祈ってる

例えみつががやを忘れてしまっていても

笑わせてあげて欲しい、毎日楽しいって思わせてあげて欲しい」






なんだよ、それ…



俺のこと、忘れてるの?宏光が?






なんで…



どういうことなの?






「…っ、ごめん」




「たま…?」




「逃げてるのはどっちだよな…


俺だってまだ信じられないんだ…」






なんで謝るの



それじゃもう、たまの言ったこと全部


受け止めなきゃいけなくなる






.

。20→←。18



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
327人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , 藤北 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ももみつ | 作成日時:2021年5月14日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。