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宏光の様子がおかしかった
何度も何度も、俺の愛を確かめるように、キスをせがんだ
だから俺も
ただひたすらに、宏光を愛した
夢中になって、最後に宏光が言った言葉
良く聞こえなかった
.
「…なん、で」
宮田が行ってしまった
宏光も、たまも居なくなった
「今日…雨だろっ?」
なのに、どうして…っ?
俺…1人で…どうすればいいんだよ…っ
「なぁ、宮田っ…冗談だろっ?」
「そうだって…言えよっ!」
どうして…っ
行かないでよ…っ
ねぇ、もう、会えないの?
あれが本当に最後なの?
信じたくない…
俺言ったじゃん
宏光なしじゃ生きていけないって
「…っ」
嫌だ…嫌だ…
「…あの、こちら、宮田さんから預かっておりまして」
担当の先生が渡してくれた
2通の手紙
宮田からのと…宏光…からのだった
なんで、手紙…なんか
これじゃ本当に…最後なんじゃん…っ
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作者名:ももみつ | 作成日時:2021年5月14日 8時