嘘つき (ページ3)

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北山side

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「えと、藤ヶ谷？よろしくな」

藤「よろしく、北山」

「あれ、お前目赤くね？」

藤「あー...花粉がさ」

「あ、確かに...今日凄いよな」

『あ、藤ヶ谷～、北山に後で構内案内してやってよ』

藤「しょうがないな」

「しょうがないって笑よろしくお願いしますよ笑」

藤「じゃあ...ジュースね。」

「え笑」

なんでだろう

まるでずっと一緒にいたみたいに

藤ヶ谷とは、自然と話せた

.

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それから、昼休みに、

ざっと、校内を案内してもらった

「へぇ、広いのな」

藤「俺も覚えるのに苦労したよ。覚えたのもつい最近笑」

「つい最近？」

藤「俺もさ、春休み前に転校してきたんだよね」

「え、そうなの？」

藤「そー。」

「え、じゃあ俺ら転校生どうしってこと？」

藤「そーなるね。」

「なんか不思議、笑」

転校生自体珍しいのに、

こんな近々に二人って

「なんか凄いな。運命かな？」

藤「なにそれ笑」

「うん、きっとそう」

藤「そっか笑」

そんな気がする。藤ヶ谷と会うって

なんでだろう

決まってた気がする

上手く言えないけど

本当に不思議な感じで...

藤「...北山」

「ん？」

藤「もう、戻ろっか」

「...う、ん」

藤「北山？」

「あ、ごめん。先行ってて？」

藤「どうした？」

「あ、ちょっと寄るところが、ジュース買って戻るから」

藤「え、いいよ別に笑」

「いーや！お礼させて！」

藤「じゃあ...りんごね」

「おけ笑」

藤ヶ谷とわかれて、

保健室に向かった。

玉、いるかな

先に自販機に寄ってジュースを2本買った

玉何が好きかな...

オレンジでいっか。

保健室の扉をノックする

返事が帰ってこなかったら、そっとドアを開けた

先生いないみたい

「たま～...」

「たま～」

カーテンがしまったベッドが2つ

間違えたら、嫌だから名前を呼ぶ

玉「...ん、みつ？」

どうやら窓側のベッドにいるみたい

シーツを開けてたまを確認

「よぉ。」

玉「ふぁ～...よく寝た」

「おはよう笑」

玉「あ、それくれるの？」

たまは俺の手にあったジュースを指さした

「あ、うん。オレンジで...」

玉「りんごがいい。」

「...あ、うん。はい」

りんご、後でもう一本買えばいっか

「あ、たま...」

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