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「私にはタカちゃんが必要。だからタカちゃんがどこに行こうと、何をしようとついていくし離さない」

「Aちゃんとタカちゃんがどうやって別れたかなんて知らないけど、どっちにしろAちゃんはタカちゃんを手放した、そうでしょ?」









今カノさんが言っていることは、確かに正しくて何も言い返せずにいる。三ツ谷くんが外国に飛ぶからじゃあ私もついて行きますってほど大胆にはなれないし、三ツ谷くんを絶対離さないと言い切れる自信もない




三ツ谷くんを手放したのは私だ


私は、この人とは違う

この人はエマちゃんと同じタイプだ
真っ直ぐで、三ツ谷くんで頭いっぱいで、絶対三ツ谷くんの手を離したりなんてしない






変わろうとした。私もエマちゃんや今カノさんみたいに
三ツ谷くんへ真っ直ぐ走りたかった。でもやっぱり、私は私なのかもしれない。変われないのかもしれない。













「だから、タカちゃんがAちゃんを好きでAちゃんがタカちゃんを好きでも、もう私はタカちゃんを離すつもりなんてない」

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作者名:Anju | 作成日時:2022年8月13日 17時

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