【HQ】青の黒 ２【男主】

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澤村 side







烏野 24-24 青城

烏野高校タイムアウト









同点に追いつかれたこの場面

さて 、どう立て直すか









主将が途中出場とはいえ

強豪相手にこの戦い




“ 絶対に 、勝ちたい ”









｢ なんスか 、あの2人ィィ ... イケメンでバレーまで出来るとか！！！ ｣

田中はいつも通り健在





｢ ちょ 、田中うるさい ... っ！ ｣

菅含めその他も健在





｢｢ ... ｣｣

やけに静かな2人









何かを思案するような表情の影山


と 、






｢ 日向 、どうかしたのか ？ ｣






自分の左手をぼんやり見つめる日向


ゆっくりと口を開いた









｢ 手 、ちゃんと付いてるって 、思って ｣


｢ はァ 、等々本当に頭おかしくなったの ？ ｣


｢ ちょ 、っツッ───






｢ “ 折られる ” って 、思った から ｣








そう言って顔を上げた日向の目は

真っ直ぐだった









また 、あいつ


あいつは一体何者なんだ









｢ 菅 、あの 9番 どう思う ｣



｢ ん〜 、俺もさあ 思ってたんだけど 、どっかで見た気がすんだよなあ ... ｣



｢ ！！ ッ 、菅さんもっスか ！！ ｣



｢ だべ ｣



｢ そうか ... ｣








俺も 、菅も 、影山も 、

どこかに

あいつの存在を感じている








｢ 技術は 、あっちの主将と同レベル... ｣



｢ それに 、あの9番 、観察眼も相当です。さっきも 月島のこと見抜いてました ｣



｢ とはいえ 、あの2人以外もレベルは高い ｣



｢ そして次もまだ 、及川さんのサーブです ｣









さあ 、どうする









通用する手は 、

まだ





ある









｢ サーブは 、俺が絶対とる ｣






だから 、



後は 、









｢ 影山 、日向 (“ アレ ”) いけるか ｣






｢｢ ハイ ！！ ｣｣









意地でも拾って


意地でも繋いで


意地でも向こう側に




ボールを落とす









｢ いいか 、俺らは───









絶対 、




負けない ！！ ｣









“ オォ ッ 、！！！！ ”






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