帰る場所2 (ページ44)

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海外遠征ページ44

NJ「ヌナ、大事な話があるんだ！」

唐突にナムジュンさんが言う。

少し身構えて聞き返す。

「な、なんですか？また何かあったんですか？」

NJ「実は…2ヶ月後に仕事で3週間程海外に行くんだ」

「えぇ〜！いいなぁ〜！！」

あ、つい本音が出てしまった。

皆が私を見る。

仕事だって言ってんのに…。

だって海外旅行好きなんだもん。

最近全然行けてないし。

NJ「ヌナ…海外行きたい？」

「え、うんまぁ…でも皆仕事で行くんだもんね！ゴメンね、浮ついた反応しちゃって…」

JN「聞いた!?皆！」

YG「これで同意は得たな」

HS「バッチリだね！」

え？何？

なんのこと？

JM「やったぁ〜！ヌナも来てくれるなんてっ」

TH「ヌナと海外旅行…」

JK「今から楽しみだぁ〜！」

私も行くってこと？

…行けるの!?

ナムジュンさんを見ると頷いて言う。

NJ「ヌナさえ良ければ同行していいってセジニヒョンが」

またあのえくぼを作ってニコニコしている。

「本当に!?いいの!?」

皆もニコニコして見てくる。

「ありがとう！やったぁ!!」

この時の私はただ海外に行けることが嬉しくてさほど深く考えていなかった。

あくまで仕事で行くということを。

NJ「じゃあセジニヒョンにもヌナが行くことになったって伝えておくね」

JK「いや〜今からやる気が出るなぁ〜」

YG「2ヶ月もあるのに？」

TH「早く行きたい」

HS「気が早いなぁテヒョンアは！」

JM「向こうで自由時間取れるかなぁ？」

JN「取るんだよ！何が何でも！ね、ヌナ！」

まだ先だけど楽しみだなぁ〜。

私もしっかり向こうで役に立てるように頑張らないと！

海外まで付いていくのは初めてだし！

あ、でも流石に今回は会社にも報告しておこう。

うちの会社は割と普段は個人の判断で自由に行動させてくれるが、さすがに海外となると話は別だろう。

会社に行くのも久しぶりだな。