グッドモーニング!?【TH】 ページ20
オフの日の朝。
俺は早くに目が冷めた。
ホビヒョン大丈夫かな。
昨日は皆心配してたけど、ヌナに自分に任せて休んで、ホソクさんが体調崩したんなら皆も疲れてるはず、と言われ渋々各自部屋に戻った。
とりあえず水でも飲もうとリビングに行くと、誰かがソファーに横になって膝掛けにくるまって寝ていた。
え?誰だ?
こんなとこで寝たら体痛くなるじゃん。って思って覗き込んだ。
TH「え?ヌナ!?」
なんでこんな所に?
一晩中ここにいたの!?
慌てる俺のことなんか露知らず、本人は目の前で呑気に寝ている。
…かわいいな。
ヌナは童顔だと思う。
寝顔なんて特に。
全然年上に見えない。
無防備にすやすや眠るヌナの寝顔をじっと見つめる。
キス、したいなぁ。
でもヌナは怒るだろうな。
今までは自分がキスしたいって思った時に、相手の気持ちを確認しないままキスしても怒られたことなんてなかった。
むしろ喜ばれたし、求められることの方が多かった。
なんでヌナなんだろう。
自分でもわからない。
わからないけど、好きな気持ちだけは確かだ。
?「何してんの?」
突然後ろから声をかけられて驚く。
TH「あっ!ホビヒョン!体調どうなの?」
HS「おかげさまでだいぶ熱は下がったみたい」
TH「そっか!よかった〜」
ホビヒョンがヌナに気付く。
HS「え?ヌナ!?ここで寝たの!!?」
TH「そうみたい。。」
HS「帰ってなかったんだ…。ったくもぉ…自分が風邪ひいちゃうよ…」
そう言って、少し下がっていた膝掛けを掛け直してヌナの頭を撫でる。
「ん…」
HS「あ、起こしちった」
寝ぼけ眼で俺達を見るヌナ。
次第に目が大きく見開かれる。
「わっ!テヒョンさんとホソクさん!?え?今何時!?ってかすみません!私、いつの間にか寝ちゃったみたいで…」
寝起きで俺達2人に見られて珍しく慌てているヌナ。
HS「あはは!今日は皆オフなんだからそんな慌てなくて大丈夫だよ。てかヌナもしかして俺のこと心配してここで待機してくれてたの?」
「あ…いや。。夜中熱が高かったから念の為と思って。…結果寝ちゃってたけど」
そう言って恥ずかしそうにするヌナ。
HS「あははっ!おかげさまでだいぶ良くなったよ!ヌナが風邪ひいたらそれこそ大変だ!」
ねぇ、ホビヒョン。
なんでそんなに嬉しそうなの?
どうしてヌナのこと、あんなに愛しそうに撫でてたの。
まさか…違うよね?
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作者名:よぞら* | 作成日時:2021年12月1日 14時