好きだから ページ10
Aside
神野「A……」
「私は、先生のこと諦められないんです」
神野「A、お前は分かってるのか？俺は大人で、お前は子供。そして教師で、生徒なんだぞ？」
「分かってます。先生が戻れなくなるって言った意味だって分かってます。でもそれぐらい、先生に落ちてるんです」
神野「フッ、お前はズルい奴だな。でもな、A…」
神野先生はグッと私の腕を引っ張り、私は先生の方に引き寄せられた。
「先生っ…！？」
神野「黙ってろ」
顔が近づいて、唇が触れてしまいそうな距離。
残り数cmというところで、私は思わずギュッと目を瞑った。
直哉「おいっ！！」
「えっ？直哉…！」
直哉「お前…何してるんだよ！」
突然やって来た直哉は私の腕を引っ張って、私を守るように先生の前に立った。
神野「別に何もしてないさ」
直哉「じゃあ何であそこまで顔を近づける必要があるんだよ！」
「直哉！やめてっ、先生は何も悪くないの！」
今にも掴みかかりそうな直哉の腕を、私はグッと掴んだ。
直哉「……本当か？」
「うん、だから落ち着いて」
直哉「……ああ」
神野「まあそういうことだ。じゃあな」
そう言って先生は去っていった。
「先生……」
直哉「……」
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スガ - 麦カケさん» 初めまして。コメントありがとうございます。更新したりしなかったりの作者ですが、満足して頂けるように頑張っていきますので、これからも暖かく見守ってくださいませ。 (2021年1月5日 18時) (
レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
麦カケ(プロフ) - こんばんは、初めまして。とても面白いです！先生と幼馴染の言動にときめきながら読みました(´｡･. ･｡)* 作者様にとって無理のないペースで更新頑張ってください！ (2021年1月2日 22時) (レス) id: ea0439ca7f (このIDを非表示/違反報告)
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