優しい匂い ページ50
Aside
抱き締められた時にフワッと香った優しい匂いは、私が誰よりも恋焦がれていた大好きな匂いだった。
石鹸みたいな優しい匂いの中に、ちょっと混ざったタバコの匂い。
ゆっくりと目を開ければ、そこには優しく微笑んだ神野先生がいた。
「先生……」
神野「遅くなってごめんな？」
そうやって頭を撫でてくれるから、今まで我慢してた涙が一気に溢れ出した。
神野「さて、このままじゃAが風邪引くし、早めに話をつけようか。お前ら」
そう言ってフッと先生は笑うけど、目は全然笑っていなくて、女の子達の顔はどんどんと青ざめていった。
神野「お前ら、こんなことしといて、どうなるか分かってるよな？」
女2「私達は何も……っ」
神野「何もしてない？じゃあ、これ。校長先生に聞かせても問題無いよな？」
そう言って先生がスマホのボタンを押すと、さっきまでの会話が録音されていた。
女3「あ……」
神野「どうすればいいか、分かるよな？」
女1「ご、ごめんなさい……私達っ、」
女の子達はそう言って謝ってくるから、私はなるべく優しく微笑んだ。
「いいよ、別に。恋する気持ちはすごく分かるから。でも、これからはこういうことはしないでね？」
私がそう言えば、女の子達は大きく頷いてくれた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
どうもスガです！
お話がいっぱいになりましたので、移行したいと思います。
続編の方もよろしくお願いします！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スガ - 麦カケさん» 初めまして。コメントありがとうございます。更新したりしなかったりの作者ですが、満足して頂けるように頑張っていきますので、これからも暖かく見守ってくださいませ。 (2021年1月5日 18時) (
レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
麦カケ(プロフ) - こんばんは、初めまして。とても面白いです！先生と幼馴染の言動にときめきながら読みました(´｡･. ･｡)* 作者様にとって無理のないペースで更新頑張ってください！ (2021年1月2日 22時) (レス) id: ea0439ca7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
