意味が分からない ページ41
Aside
矢田「Aちゃーん!」
「……矢田くん……」
あれから暇さえあれば私の周りを着いて回り出した矢田くん。
ホントは先生とも話しておかないとだし、永石先生のことも気になるし。
でも矢田くんが居るから先生と2人で話すことも出来ない。
「ちょっとお手洗いに……」
矢田「あ、俺も着いていく〜」
「え、」
トイレに行っても普通に扉の前で待ってるし。
「私お昼食べるの遅いから待ってなくても……」
矢田「Aちゃんの食べるとこ見てるから大丈夫ー」
「いや、あの、恥ずかしいんだけど……」
矢田「可愛いから大丈夫♡」
そんなこと言ってホントにずっと見てるし。
正直……鬱陶しいというか……本人には絶対言えないけど。
頬にキスされた時だって周りからの悲鳴が鳴りやまないし、直哉は私の頬をひたすらハンカチで拭いてるし、もう大変だった。
うーん…突然こんなことされる意味も分からないし、どうやったら離れてくれるかなぁ……
そんなこと考えてたら、あっという間に帰る時間になっていた。
矢田「あ、Aちゃん!」
直哉「A、帰るぞ」
「えっ、でも……」
直哉「いいから」
「えっ、え、ちょっ、ごめん、矢田くん!また明日!」
私は直哉に腕を掴まれて、そのまま教室を出た。
矢田「……バカだなぁ」
矢田くんがそんなことを呟いていたとは知らずに。
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スガ - 麦カケさん» 初めまして。コメントありがとうございます。更新したりしなかったりの作者ですが、満足して頂けるように頑張っていきますので、これからも暖かく見守ってくださいませ。 (2021年1月5日 18時) (レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
麦カケ(プロフ) - こんばんは、初めまして。とても面白いです!先生と幼馴染の言動にときめきながら読みました(´。・. ・。)* 作者様にとって無理のないペースで更新頑張ってください! (2021年1月2日 22時) (レス) id: ea0439ca7f (このIDを非表示/違反報告)
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