俺が守ってやる ページ37
Aside
直哉「それより…さっきの、どういうことだ?」
「え?」
直哉「永石先生が、何?」
「!聞いてたの…?」
直哉「おう」
そう言って直哉はコクリと頷いた。
「何、ていうか…私もよく分からないんだけど。ただ、永石先生が神野先生のことを好き、らしくて…」
直哉「永石先生が?あ、でも噂になってたりするもんな。でもアイツは、Aのことを好きで……」
「だから、あの、永石先生が、私に手を出すかもしれない、って……」
直哉「手を出すかもって……それって、どういう…?」
「分かんない、けど……永石先生は裏表があるって言ってた」
直哉「裏表、ねぇ……アイツは何で知ってるんだ?」
「……迫られた、から?かも……」
直哉「……うわー、マジか、アイツ」
「モテる男はつらいねぇ」なんて言ってケラケラ笑う直哉。
直哉「で、Aはどうするわけ?」
「どうする、って?」
直哉「永石先生にもし何かされたら」
「うーん……ひ、とりで……」
直哉「違うだろ」
「あいたっ」
1人で何とかするなんて言おうとしたら、そう言って直哉にデコピンされた。
「えー、何…?」
直哉「だから、アイツの分まで俺が守ってやるって言ってんだろ」
直哉はちょっと照れくさそうに笑って、私の頭をガシガシと撫でた。
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スガ - 麦カケさん» 初めまして。コメントありがとうございます。更新したりしなかったりの作者ですが、満足して頂けるように頑張っていきますので、これからも暖かく見守ってくださいませ。 (2021年1月5日 18時) (レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
麦カケ(プロフ) - こんばんは、初めまして。とても面白いです!先生と幼馴染の言動にときめきながら読みました(´。・. ・。)* 作者様にとって無理のないペースで更新頑張ってください! (2021年1月2日 22時) (レス) id: ea0439ca7f (このIDを非表示/違反報告)
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