無防備 ページ21
Aside
そして初めて何十分か経って、ふと隣を見てみると、神野先生はスヤスヤと眠っていた。
「えっ?神野先生…?」
私がそう言っても何も反応しない先生。
相当疲れてるのかなぁ……
そう思いながら、いつもなら見れない先生の顔をジッと見つめた。
よく見たら隈も出来てるし、最近ちゃんと寝れてないのかな。
するとその時、神野先生の髪にゴミが付いているのに気付いた。
「あ……」
それを取ろうと思わず先生の髪に手を伸ばす。
するとその手をパシッと掴まれた。
神野「そんなに俺の顔見てどうした?」
「あ…せ、先生…!起きてたんですか!?」
「視線を感じてな〜」なんて言ってニヤニヤ笑う先生。
そんな顔はいたずらっ子みたいで可愛く思えたけど、私の腕を掴んでいる手は男の人らしくてなんだかドキドキした。
するとその時、神野先生のもう片方の手が私の頬に触れた。
恥ずかしくて目を反らしたいけど、先生がそれを許さなくて。
思わずギュッと目を瞑ったら、チュッというリップ音と共に唇に何かが触れた。
神野「……無防備、」
「……へ?」
そう言って先生はフッと笑った。
え……今のって…まさか、キス……?
「え、あ、せんせ……」
神野「……すまん、A」
そう言って先生は今度は強引に唇を奪った。
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スガ - 麦カケさん» 初めまして。コメントありがとうございます。更新したりしなかったりの作者ですが、満足して頂けるように頑張っていきますので、これからも暖かく見守ってくださいませ。 (2021年1月5日 18時) (レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
麦カケ(プロフ) - こんばんは、初めまして。とても面白いです!先生と幼馴染の言動にときめきながら読みました(´。・. ・。)* 作者様にとって無理のないペースで更新頑張ってください! (2021年1月2日 22時) (レス) id: ea0439ca7f (このIDを非表示/違反報告)
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