初めての赤点 ページ18
Aside
先生の担当の理科が昔からかなり苦手な私。
それでもそれなりに頑張って、いつも赤点を取らないように気を付けてきた。
うちの学校は平均点の半分以下が赤点。
そして今回の平均点はいつもより高めな78点。
つまり39点以下が赤点となり、私のテストは38点。
………つまりは、赤点。
そして赤点の人は恒例の補習を受けなければならない。
神野「補習の奴は放課後ちゃんと残れよー？」
ニコリと笑いながらそう言う先生が、初めて悪魔に見えた。
う、嘘でしょ……
愛華「Aー！どうだった？って、まあAが赤点な訳無いか〜」
そう言ってケラケラ笑う愛華ちゃんに、私は「あはは……」と笑う。
愛華ちゃんはそれで分かったのか、「…え？」と声を漏らした。
愛華「え、嘘、A、まさか……」
「あはは……」
愛華「え、嘘！ちょっと見せて！！」
そう言って愛華ちゃんは私の持っていたテストをバッと取った。
愛華「うわ、マジじゃん。どうしたの？」
「うーん…そういえばあの時ちょっと頭がボーッとしてたような……」
愛華「え？……あ、あの時って確かAが早退した日じゃない？」
「え？あ……」
愛華ちゃんにそう言われ、私はようやく思い出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スガ - 麦カケさん» 初めまして。コメントありがとうございます。更新したりしなかったりの作者ですが、満足して頂けるように頑張っていきますので、これからも暖かく見守ってくださいませ。 (2021年1月5日 18時) (
レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
麦カケ(プロフ) - こんばんは、初めまして。とても面白いです！先生と幼馴染の言動にときめきながら読みました(´｡･. ･｡)* 作者様にとって無理のないペースで更新頑張ってください！ (2021年1月2日 22時) (レス) id: ea0439ca7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
