最低な自分 ページ13
Aside
直哉に、好きって言われた。
すごく驚いたし、ちょっと、ドキドキした。
それなのに……
「何で、先生のことを忘れられないの…？」
直哉にキスされて、好きって言われて、ドキドキして。
それなのに、忘れようとすればするほど先生の笑顔が頭に浮かぶ。
胸がギュウと締め付けられる。
私、最低だ。
直哉の気持ちを利用してまで忘れようとして、それなのに未練がましく告白なんてして。
直哉がどれだけ傷付いたか、そんなことを考えると、自然と涙が出た。
ごめん、ごめんね、直哉……
するとその時、コンコンと部屋のドアが叩かれた。
母「A？降りてこないけど、何かあったの？」
「えっ？あ、いや、何でもないよっ」
母「そう？……ご飯はどうする？」
「ごめん、後でもいい？今はお腹空いてなくて…」
母「いいわよ。でも、何かあったら言ってね」
そう言ってお母さんは階段を降りていった。
「……ありがとう、お母さん」
私は部屋で小さくそう呟いた。
すると今度は携帯がブーブーと鳴った。
「……はい、どうしたの？愛華ちゃん」
愛華〈んや、暇だったから電話しただけなんだけど…何かあった？〉
「え？何で？」
愛華〈いや、なんか鼻声だったから。もしかして、泣いてた？〉
「……聞いてくれる？」
私がそう言うと、愛華ちゃんは「ドンと来い！」と言ってくれた。
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スガ - 麦カケさん» 初めまして。コメントありがとうございます。更新したりしなかったりの作者ですが、満足して頂けるように頑張っていきますので、これからも暖かく見守ってくださいませ。 (2021年1月5日 18時) (
レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
麦カケ(プロフ) - こんばんは、初めまして。とても面白いです！先生と幼馴染の言動にときめきながら読みました(´｡･. ･｡)* 作者様にとって無理のないペースで更新頑張ってください！ (2021年1月2日 22時) (レス) id: ea0439ca7f (このIDを非表示/違反報告)
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