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俺と場地はその家に入って2階に上がる。

突き当たりの部屋から内容までは聞き取れないけど人の声が聞こえる。

場地「この部屋っぽいな」

一虎「………」

俺はそのドアを力強く叩く。

一虎「おい!ここにいんのは分かってんだよ!」

場地「一虎……」

一虎「開けろよ!Aちゃん!いるんでしょ!返事してくれ!」

ドアノブに手を掛けるが鍵が掛かってるらしく固い音しかしない。

一虎「くそっ!なんで…なんでなんだよ!その子は何も悪いことしてねぇだろ!ふざけんなよ!」

ーーーーーーーーーーーーー
鈴「えっと……この資料は……」

私が任された仕事の資料の整理をしてるとケータイが鳴った。

鈴「はい、もしもし?」

電話口から聞こえてきたのは誰かの怒鳴り声だった。

?『ふざけんなよ!Aちゃん!いるんでしょ!返事してくれよ!俺は……キミの声が聞きたい!』

鈴「っ!」

私は弾かれるように席を立つ。

同僚「海道さん?どこ行くんですか?」

鈴「……少しね」

同僚「着いていきますよ!」

鈴「助かるわ」

ーーーーーーーーーーーーー
何度も扉に体を当て続けるがビクともしない。

場地「一虎、変われよ!お前の体が……」

一虎「俺はいいんだよ!Aちゃんが無事ならそれで」

十数分そうしてたら体力的にも限界が来ていた。

一虎「……くそっ」

俺は息を整えて扉に向かって回し蹴りをした。

鍵の部分が壊れて俺は扉に全部の力を使い体当たりをした。

一虎「…はぁはぁはぁ」

俺が顔をあげるとあの襲ってきた男と彼女の本当の家族だろうか……怯えた顔をしている。

俺の目にはソイツらなんて写ってなかった。

一虎「Aちゃん!!」

倒れている彼女を抱き起こして抱きしめる。

男「また、テメェかよ!」

母「アンタがこの子を拐ったの?犯罪者!」

父「よくも私たちの娘を」

兄「許さねぇぞ」

ソイツらの被害ぶる言葉に俺は苛立ちを覚える。

一虎「は?テメェら何言ってんだよ……犯罪者?それはお前らだろ!実の家族を痛め付けておいて!」

男「しょ、証拠はあるのかよ!」

一虎「実の家族ならこの子が血を流してんだぞ……心配しねぇの?救急車呼ぶだろ!なんで呼ばねぇんだよ!」

家族の顔が焦りに染まっていく。

一虎「それから今更弁解もできねぇと思うぜ…なんせ場地の持ってるケータイは俺のだけど……知り合いの警察に繋がってるから」

そう、警察に電話を繋げながら俺たちはこの家に突入したのだ。

一虎「もう観念した方が身のためだぜ?」

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プーさん大好き(プロフ) - まろんさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!最高と言ってくださり嬉しいです!まさかの視聴中にお母様に見つかるというハプニングは驚きですね。少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです! (3月16日 20時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 最高ですね! ずっとニヤニヤしながら見てたら母にキモいって言われました、、、。 名前を琥珀にしてたら奇跡が起きてました!! (3月10日 16時) (レス) @page12 id: b28ed1b9a8 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - sakuraitigoさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!続編の希望嬉しいです!展開が決まり次第作りますね。一虎くん推しなんですね!見つけてもらえて嬉しいです! (1月29日 9時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
sakuraitigo - 推し(一虎くん)が尊いし、優しいしで最高でした!!!!できれば、続編お願いしたいのですが、よろしいですか? (1月28日 23時) (レス) @page50 id: 4f24649060 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - いちご丸さん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!大切な人に優しくできる心は誰にでもあるというのをこの作品では挑戦しました。今過去編も作っているのでこの作品と合わせて読んでいただけると幸いです。 (9月1日 22時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プーさん大好き  | 作者ホームページ:http  
作成日時:2023年4月19日 0時

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