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一虎「皆…本当にありがとう」

?「ただいま戻りました」

息を切らしながらアジトに姿を見せたのは武道とエマちゃん。

エマ「ここから大分離れたところに相手が使っている拠点があってAちゃんはそこにいる」

一虎「中の様子は?」

武道「中までは見えなかったですけど物音は色々な音が…」

一虎「物音?」

嫌な予感が思考をすべて飲み込むような感覚に襲われる。

マイキー「タケミっち、物音ってどんな音?」

武道「……何かが倒れる音だったり、あとはガラスかな?割れる音みたいな…」

ドラケン「ガラス?」

エマ「窓とかじゃなくて…中にあった何かが割れる音っていうか…すごい派手な音だったから何かに投げつける感じだったかも」

投げつけたような音…

まさか…そんなはずないよな…

ダメだ、最悪なことしか考えられない。

一体、あの子が何をしたんだよ…

一虎「なんで…」

三ツ谷「一虎…」

一虎「なぁ…武道」

武道「はい?」

俺は恨み言を呟くように続けた。

一虎「お前だったらどうする?こういう時…」

武道「え?」

千冬「一虎くん?」

一虎「わかんねぇんだよ…」

俺は涙を流しながら言葉を紡いだ。

一虎「俺と一緒にいて不幸になるなら手放さないといけねぇし…でもあの子のことは大好きだし…助けに行かないといけないことは分かってるけど…」

場地「……一虎」

一虎「場地?」

場地「お前は本当にバカだな…」

場地の低い言葉を俺は聞くことしかできない。

場地「そんなのごちゃごちゃ考えすぎだろ」

一虎「……」

場地「好きなら好きでいいんじゃねぇの?手放すとか不幸になるとかはお前だけでは決められねぇ…アイツの気持ちは無視するのか?」

三ツ谷「一虎…不安な気持ちに駆られてるせいかお前らしくねぇぞ?いつもAちゃん最優先だったのに…けど好きだって認めちまったから余計にか」

一虎「……俺は」

2人に言われて気づいた。

俺はこんな気持ちになるのは武道のせいにしようとしてたんだ。

誰かのせいにして逃げようとしてたんだ。

一虎「武道…エマちゃん…」

エマ「皆であの子のこと助けよう?」

武道「好きな子が危ないって思うと不安になりますよね…俺も痛いほどわかります」

武道は多分俺のしようとしてたことに薄々気づいているはずだ。

なのに俺の気持ちをわかるって優しい言葉をかけてくれた。

一虎「武道…お前さ優しすぎ…いや、お人好しだよな!」

武道「へ?」

俺の言葉に皆が笑って武道はずっと困惑していた。

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プーさん大好き(プロフ) - まろんさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!最高と言ってくださり嬉しいです!まさかの視聴中にお母様に見つかるというハプニングは驚きですね。少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです! (3月16日 20時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 最高ですね! ずっとニヤニヤしながら見てたら母にキモいって言われました、、、。 名前を琥珀にしてたら奇跡が起きてました!! (3月10日 16時) (レス) @page12 id: b28ed1b9a8 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - sakuraitigoさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!続編の希望嬉しいです!展開が決まり次第作りますね。一虎くん推しなんですね!見つけてもらえて嬉しいです! (1月29日 9時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
sakuraitigo - 推し(一虎くん)が尊いし、優しいしで最高でした!!!!できれば、続編お願いしたいのですが、よろしいですか? (1月28日 23時) (レス) @page50 id: 4f24649060 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - いちご丸さん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!大切な人に優しくできる心は誰にでもあるというのをこの作品では挑戦しました。今過去編も作っているのでこの作品と合わせて読んでいただけると幸いです。 (9月1日 22時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プーさん大好き  | 作者ホームページ:http  
作成日時:2023年4月19日 0時

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