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『1つのものをわけあうのはとても嬉しいことだから』

Aちゃんの書いた文面を見て思わず笑みを溢す。

一虎「(覚えてたんだ)」

俺は彼女にお礼を伝えて卵焼きを食べる。

一虎「そうだ、今日もまた皆と会うけど…どうする?」

『めいわくじゃなければついていきたいです』

一虎「わかった、一緒にいこう」

ーーーーーーーーーーーーー
そして約束した河原に皆が集合する。

場地「一虎、こっちだ」

一虎「今日は約束の時間に遅れてないでしょ?ドラケン」

ドラケン「あぁ」

俺は場地の隣に腰を下ろして彼女を俺の膝に座らせる。

一虎「今日は……ドラケンと武道と千冬の自己紹介な」

ドラケン「自己紹介?」

三ツ谷「この子のことよりも先に俺らのことを知ってもらってもいいんじゃないかって」

ドラケンはため息をつくとAちゃんを真っ直ぐに見つめる。

ドラケン「…俺は龍宮寺堅、東京卍會の副総長…歳は15だ、困ったことがあれば頼れよ」

そう言って軽く微笑む。

武道「俺は花垣武道、歳は14で東京卍會には最近入ったばかりなんだ、仲良くしてくれたら嬉しいな」

千冬「俺は松野千冬、歳は14で東京卍會壱番隊副隊長だ、家ではペケJっていう黒猫を飼ってるんだ」

『ねこ?』

一虎「動物は見たことない?」

『あまりみたことないです、こんどみてみたい』

千冬「可愛いから、今度連れてこようか?」

場地「連れてきてやれよ、何事も経験だからな」

一虎「一通り自己紹介もできたし、これで少しは安心できるかな」

三ツ谷「少しずつ自分の意見も言えるようになれてきたしな」

一虎「確かに、今度見てみたいって自分の意見言えたね、偉い偉い」

そう言って頭を撫でると彼女は俺にくっついた。

マイキー「相変わらず一虎大好きなんだね…その子」

一虎「うん」

その時近くの道を通りかかった女子高生の会話が聞こえた。

女1「嘘、断ったの?どうして?」

女3「生き別れの妹を探してるの」

女2「生き別れ?」

女3「うん、遠くに引っ越したから私のこと死んだって思ってるかもだけど…」

その女子高生たちが過ぎ去ると場地はため息をはく。

場地「……」

一虎「(どこかで聞いたことある話だな)」

彼女を見ると3人が去っていった方向をずっと見ていた。

一虎「どうかした?」

マイキー「何か気になるの?」

貴方「………」

『いきわかれのいもうと…わたしにもあねがいるんです、でもわたしのせいでいなくなりました』

彼女が悩みの種を俺らに吐いた瞬間だった。

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プーさん大好き(プロフ) - まろんさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!最高と言ってくださり嬉しいです!まさかの視聴中にお母様に見つかるというハプニングは驚きですね。少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです! (3月16日 20時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 最高ですね! ずっとニヤニヤしながら見てたら母にキモいって言われました、、、。 名前を琥珀にしてたら奇跡が起きてました!! (3月10日 16時) (レス) @page12 id: b28ed1b9a8 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - sakuraitigoさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!続編の希望嬉しいです!展開が決まり次第作りますね。一虎くん推しなんですね!見つけてもらえて嬉しいです! (1月29日 9時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
sakuraitigo - 推し(一虎くん)が尊いし、優しいしで最高でした!!!!できれば、続編お願いしたいのですが、よろしいですか? (1月28日 23時) (レス) @page50 id: 4f24649060 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - いちご丸さん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!大切な人に優しくできる心は誰にでもあるというのをこの作品では挑戦しました。今過去編も作っているのでこの作品と合わせて読んでいただけると幸いです。 (9月1日 22時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プーさん大好き  | 作者ホームページ:http  
作成日時:2023年4月19日 0時

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