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二、嫉妬 ページ2

若武side



「若武……、この子と話したの?」



アーヤがそう聞いてくる。



俺は頷いた。



「KZの若武君だよね、って声掛けてくれたんだ」



ヒュー、と黒木が口笛を吹く。



「で、そうだよ、って俺が言ったらニッコリ笑って………。もう本当に可愛かった!」



「ベタ惚れだな、若武」



「もう一度会ってみたい!アーヤ、俺の頼み聞いてくれない?」



頼む、と手を合わせてアーヤに頼んだ。



「違うクラスだけど会えるだろ?この子の連絡先聞いてきてよ!」



「…は?」



低い声を出すアーヤ。



えっ、俺悪いこと言ったっけ。



「あー、ほら。アーヤは嫉妬してるんだよね」



黒木がフォローする。



ああ、なんだ。そういうことか!



「何言ってるの黒木君。なんで私が嫉妬しなくちゃいけないの?」



不機嫌のオーラを出すアーヤ。



「アーヤ、どうしたの?」



控え目に小塚が聞いた。



「どうしたも何もない。酷い!」



「ええっ!」



思わず声が出た。



なんでこんなに不機嫌なんだ!?



訳が分からず固まっていると、目に涙を溜めたアーヤが突然立ち上がった。



「ア、アーヤ?」



「こんなチーム、もう知らない!」



「はあっ!?」



椅子から立ち上がって、走り出した。



黒木は止めなかった。コイツなら止めると思ったんだけど。



「どうしたの!?アーヤ!?」



俺は何も出来なかった。



去っていくアーヤの背中を見ているだけだった。

三、何故→←一、雑談


作者の独り言

呟き︙更新全然してなくてごめんなさい!


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ゆづ - めちゃくちゃつづきが気になります。頑張ってください。自分のペースでいいので (2020年7月5日 20時) (レス) id: 0e80e63e7c (このIDを非表示/違反報告)
ほっと梅昆布茶 - 面白いです!更新頑張って下さい! (2020年5月21日 14時) (レス) id: e9c40f925b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - イロハさん» ありがと!書き方が違うから少し不安だったけど頑張るね!(今日中に更新されるかも?) (2020年4月28日 12時) (レス) id: eb71493e70 (このIDを非表示/違反報告)
イロハ(プロフ) - この作品大好き〜更新楽しみにしてる! ゆっくり頑張ってね! (2020年4月28日 11時) (レス) id: 2b4cdea49e (このIDを非表示/違反報告)
Aoba(プロフ) - あかりさん» あかりちゃんが一生懸命なのは知ってるよ (2020年4月9日 19時) (レス) id: 77f3349879 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちぇな→雫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp  
作成日時:2020年1月27日 21時

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