第一話(1) ページ1
一人の少年が走っている。
彼はカルト。ここ、キルハ王国に住んでいる。
この国では13になると訓練所で剣術か体術を男女身分問わず、習わねばならない。
訓練所では体術は主に拳法を教える。
剣術は武器によって戦い方が変わるため、いくつかの講座に別れている。
一つは刀。片手で扱える大きさのものだ。日本刀みたいなものをイメージしてほしい。
一つは
一つは双剣。短い
そして、もう一つは片手剣。短い鉈のような剣と盾を持つ。
カルトが訓練所に着くと幼馴染3人が待っていた。
訓練所は寮性で、部屋は受付順に決められていくらしいので全員一緒に行く約束をしていたのだ。
「カルト、遅い!」
「サファ、ごめん。昨日、考え事してたら寝るの遅くなっちゃって…」
「考え事って?剣術か体術かって事か?」
「まぁ、そんなとこだよ、ライル。剣術ってことは決めてたから正確にはどの武器かって事だけど。」
「で、何にしたの〜?」
「双剣だよ。フロナは?」
「ん〜、片手剣かな〜。」
「雑談は後でもできるから早く行くよ。」
とサファ。
訓練所の受付に行くと、そこの人に挨拶された。
「おはようございます。ここでは何を習いたいかと名前とをこちらの用紙に書いて提出していただきます」
4人はそれぞれ一枚ずつ紙を受け取る。
「書き終わりましたら、こちらに。」
言われた場所に紙を置く。
「入所式の行われる大ホールは皆さまから見て右手奥側の扉です。」
扉を開けると円形の大ホールだったが何か違和感があった。大ホールには扉が4ヶ所あったがどれも一枚だった。入って右手側の扉と左手側の扉をよく見ると違和感の正体が分かった。
「微妙にずれているのか。」
右手側の扉が左手側の扉より少し奥にある。
入所式の間に部屋割り表などが準備されるらしい。
入所式がおわり、受付のあるロビーに戻ると部屋割り表が貼り出されていた。
カルトたちは無事、全員同じ部屋のようだ。818号室。訓練所の寮は横長なので818号室は二階だ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼葉 - 更新楽しみにしてます (2020年1月9日 1時) (レス) id: 693a721623 (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - 明けましておめでとうございます! (2019年1月1日 0時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - 辰ノ葉 月香さん» アドバイスまでしていただき、ありがとうございます! (2018年12月23日 16時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
辰ノ葉 月香(プロフ) - 如月 唯奈さん» コメントありがとうございます。アドバイス、参考にさせていただきますm(_ _)m (2018年12月23日 7時) (レス) id: f73e8dd60b (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - とても面白いですね!私もファンタジーの小説を書いていて、文章の書き方等参考になりました。アドバイスですが、会話文と説明文(?)の間を1行くらい開けた方が読みやすいと思いますよ! (2018年12月23日 2時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:辰ノ葉 月香 | 作成日時:2018年12月22日 17時