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しかし、僕にある事態が訪れた。
ある日、いつものように座ってテレビを見ていた。
いつものように、といっても右目にはテレビの光さえ眩しくつぶっている状態である。
さて、トイレにでも行こうかと立ち上がったその時。
右側の視界がじんわりと真っ白く染まっていくのを感じた。
「えっ…」
痛みも何もなかった。
恐る恐る左目を隠し右目の視力を確認する。
「なんで…」
部屋が霧に包まれたように白いのだ。
物の形はかろうじて確認できるがそれ以上はなにもわからない。
これはまずいのではないかと、慌てて目薬をさしたり温めたりしても何も変わらない。
恐怖でイヤな汗が流れる。
スマホを開いて今の症状を打ち込んでみる。
眩しい 痛い 瞼の腫れ 充血 視界不良 コンタクト
すると、一つの病名が出てきた。
「アカントアメーバ角膜炎？」
聞いたこともない病名だった。
いやいやまさか。だって先生そんなこと一言も言ってない。二人の医者が病名がわからないっていったんだから。
次の日、すぐに眼科に行き昨日の出来事を伝えた。
「確かに視力が急激に落ちてます。ほぼ見えてないと言っても等しい状況です。目薬もあまり効果がみられないですね。」
もう発症して2カ月が経過していた。日に日に悪くなりとうとう右目がほぼ見えなくなった。明らかにおかしい。
ふと、昨日調べた病名が頭をよぎる。
「あの、先生。すいません昨日勝手にネットで調べたんですがアカントアメーバ角膜炎ってのに症状が似てて…。」
「あー違いますそんな珍しいのじゃないです。ヘルペスとかと思うんですけどね。ところで明日からここお盆休みに入るんですよ。その間心配なので一応横の大学病院に行ってください。紹介状書いておきますね。」
あっけらかんという先生。やっぱり違うのか。
季節は夏。もうお盆の時期なのだ。
大学病院はあまり縁が今までなかったけどもしかしたら大きな病院なら何かわかるかもしれない。
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ちろる - この話すごい面白いので続き気になります！ (2021年8月12日 20時) (
レス) id: c48e44e08a (このIDを非表示/違反報告)
ハワイ(プロフ) - かずほさん» はい！ (2019年3月1日 16時) (レス) id: dd464904e3 (このIDを非表示/違反報告)
かずほ(プロフ) - ハワイさん» また、新作を出したら教えてください！！ (2019年3月1日 14時) (レス) id: 7dcb7547bc (このIDを非表示/違反報告)
ハワイ(プロフ) - かずほさん» こちらこそ、よろしくお願いします！ (2019年2月25日 6時) (レス) id: dd464904e3 (このIDを非表示/違反報告)
かずほ(プロフ) - ハワイさん» もちろんです！！楽しみにしてます！前回の私の返信若干センシティブな部分があるので削除させていただきます。ハワイさんには伝わったようなので…。これからもよろしくお願いします！ (2019年2月25日 6時) (レス) id: 7dcb7547bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かずほ
| 作成日時：2019年2月11日 22時
