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…3… ページ5




「曇」



曇の背中を見つけたので、声をかけると

悪い事でもしてたかのようにビクリを体を震わせた。



「…いきなり後ろに現れんなよ…。いつからいたんだ」


「今、三男と散歩のようなモノをしてきて茶菓子を買ってきた」


「無視?」


「良かったら食え。あと、次男と白子は見てないか」



曇はため息を吐くと、こちらの鼻をつまんだ



「ん…」


「俺が言えることじゃねえけど、人の話を聞け」


「…そうだな。考えておく」



そう答えると、曇は空丸の場所を教えてくれた。

台所にいるとのことで、夕食の準備でもしているのだろう

そう考えたら心なしかいい匂いがした


曇の一応の礼を言うと、背を向け台所へ向かった。

そこで三男に会う



「…ん、三男」


「白兄にはもう渡して来たッスよー」


「…了解」



途端、三男は曇を見つけたのか「天兄」と叫びながら走って行った。

それに少し驚きながら、こちらはこちらで歩き始めた










「次男」


「あ、おかえり。どうした?」


「茶菓子を買ってきた、良かったら食ってくれ」


「い、いいのか?」


「勝手に買ってきた。食べてくれればうれしい」



頷くところでもないのに、頷きながら空丸に言う

すると空丸は頬を緩め



「じゃあ有り難く貰うよ」


「………ああ」



こんな風に笑うのだと、納得していると返事が遅れる。



「夕飯まで、もう少しかかりそうだから部屋で休んでろよ」


「…そうするかな」



茶菓子を渡して、自分の部屋。という場所に向かう


皆、笑顔も似ているもんだな

本当、いい笑顔で笑う


自分の部屋に入ろうとしたとき、でもなぁ、と他にしたい事でもあるのか

違う考えがよぎる



「外…」



別にバレてはいけないというわけではないのだが、何故かコッソリ外に

そしてコッソリ林の中に入り、山へ向かった。

小走りだった自分は、山の近くに来るなり歩きにかえた


そして顎に手を添える。


室内、というものは不思議な感覚がするものだ

落ち着くときもあれば落ち着かん時もある

…うぅん


この気持ちは何なのだろうと考えていると

すぐ傍で草が揺れた

…4…→←…2…



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明都 - 妖狐、悩んでますね……景光達との再会があるのか、気になるところです。 (2015年2月21日 14時) (レス) id: 5d47ba764e (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - 明都さん» 手合せは比良裏乱入して来たら私得です…(笑) (2015年2月14日 14時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
明都 - 続き読みました♪景光と妖狐の手合わせ……どちらが強かったんだろう?そして、ほのぼのな感じが良かったです。景光と妖狐達の再会はないのかな?続き楽しみです♪ (2015年2月14日 14時) (レス) id: 5d47ba764e (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - 明都さん» 餌付けです。簡単についていっちゃいますよ~(笑) (2015年2月8日 0時) (レス) id: 3c3d70d76d (このIDを非表示/違反報告)
明都 - 続きも素敵です♪景光さんに餌付けされたのね(笑)逃げてきたぽこも、可愛かったです!続き楽しみにしてます。 (2015年2月7日 13時) (レス) id: 5d47ba764e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:不雲綺 | 作成日時:2014年9月19日 19時

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