４６.３位狩りの後 ページ8
最終更新日から２年も経ってしまった。
今でも私の作品を読んでくれている方がいらっしゃるかわかりませんが設定を無駄にしたくないため書きます。
ー
体感で何時間経ったのだろうか。
昨日の夜連れてこられてから、まだ１日しか経ってないと思うけれど…。時間がわからないよう細工があって、一週間とか経ってたら恭弥君にどう説明しよう…。
冷静になってくると、頭の痛みも引いていると気づく。その為、部屋を探索してみた。だが、かろうじて部屋だったと言えるレベルの散らかり具合で、元々どんな用途で使われていた部屋かわからかった。
唯一の出入り口は一ヵ所のみ。扉には骸君が鍵をかけて出ていったのを最後に、音沙汰は…
また扉が開く。
｢姉さん、少しよろしいですか｣
｢骸君、なんのよう？｣
｢怪我をしているものがおります。手当てをお願いしに来ました｣
｢わかった｣
骸君は部屋に入ってきたら私に目隠しを施して、立つよう促した。部屋の出入り口を開けた音がする。私をここから移動させるのだろう。
骸君に肩を捕まれ部屋から出ると、体を右に回転させられ、どこかを進んでいく。今手元に私の獲物が有れば振り切れたかな？
いや、それは得策じゃない。怪我をしてる誰かを手当てする方が先。
骸君の肩を押す力が無くなり、自然と立ち止まる。目隠しがほどかれて目に入った光景は、どこかの部屋だった。ソファーがいくつか並んでいる大きめの部屋で、窓側に誰かが倒れていた。
｢え、ちょっと酷い状態ね。道具はある？｣
｢包帯やら消毒液はこちらに｣
｢ありがとう。使わせて貰うね｣
骸君から差し出された道具を使う。
何かに焼かれた右腕、骨は折れていない。左腕も同様。頭や顔も焦げて爛(ただ)れているけど治りそう。
順番に消毒して包帯を巻いたり、ガーゼを張り付けたりしていく。
｢よし、これでひとまず大丈夫。安静にさせないと…どこか寝かせる場所はある？｣
｢ありますよ｣
｢それじゃ、骸君はそっちの上半身持ってね。私は足を持つから｣
二人で倒れていた彼を仰向けにして、ベッドに寝かせると、私はやっと気づいた。
｢彼、千種君…よね？こんなに傷だらけになって…｣
｢ええ。ですが感動の再開は全て終わった後です。今は寝かせておきましょう。…さあ、送ります｣
｢…宜しくね｣
また目隠しをされて何処かを歩かされる。
骸君達は一体、何をしているのだろう…。
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おりひめ - このおはなしがだいすきですもういちどかいてください (2018年8月17日 20時) (
レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
おりひめ - つづきがきになりますかいてください (2018年7月29日 17時) (レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん - はじめまして。あーさんです！コメントを返していただくときはあーだけでお願いします(あーさんさんになるため)すごくすごく面白いです！私的に最高の設定です！！これからの更新楽しみにしています！頑張ってください！！ (2017年7月28日 13時) (レス) id: 7272f6eb3f (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 楓 - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年7月21日 15時) (レス) id: a468996f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜に猫が一番！ | 作成日時：2017年4月14日 18時
