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先を見据える真実の順風「風のリング」と言えば、こんな話がある。
風のリングを初代から受け継いだ後、突如２代目の風の守護者が亡くなった。２代目はそれに焦ったんだろう。新たに風の守護者となる者を急いで探したそうだ。
そのとき、我こそ風の守護者にと結構な人数が殺到した。２代目は集まった人々に風のリングを持つ適性や、ボンゴレへの忠誠心があるかどうか見極める為、期間を設けて渡したらしい。
すると、風のリングを持つことになった人は、あっという間に短い期間で死んでいった。そして、風のリングを渡されてから生き延びた奴はついぞ現れず、後には誰も残らなくて守護者になる者はいなかった…。
｢そんなことがあって、風の守護者は新たに入れられなかったんだ。同時に、風のリングは呪われてんじゃねーかって噂も…｣
ゾッと背筋が冷たくなるツナ達の顔は、真っ青だ。
｢ボンゴレリングよりヤバイやつじゃないのそれ！！｣
｢思いっきりヤバイやつだな｣
｢マジかよ…呪いなんて本当にあるのか？｣
｢恐らく、他のどのリングより死者数は稼いだだろうぜ｣
顔を青ざめているツナ達に対して、ディーノはカラカラと笑って言う。
｢しかも、この話には続きがあってな？｣
風のリングを持つ風の守護者は、皆決まってリングが受け継がれた後、早死にしていったとされる。亡くなった理由は様々語られていてな。急死だったり、病気になって自分の身を守れず殺されたり、逆に戦闘に出られなくなった自分を恨み悲しんで……という話もあったそうだ。
それからというもの、噂の影響もあってか、風のリングは世代交代時のみ一度きりの受け継ぎ。もし風の守護者が継承前に若くして亡くなった場合、リングは厳重に保管されることとなった。
だからボンゴレファミリーは、記録上代々８人が受け継いでおり、掟は守られているんだ。
｢…現に９代目には風の守護者がいねぇ｣
｢いないってつまり…？｣
｢勿論、この世から｣
ニンマリ。と笑うリボーンにツナは更に恐怖が増す。リボーンの方はわざとツナを怖がらせているようにも見える。
｢ひぃいいい!!!｣
｢風のリングが呪われてるって噂は、今も健在だぞ。つっても、お前達の持ってるリングだけじゃ、まだ…｣
｢ちょっ、ストーップ！！とにかく、そんな呪われてる噂のある風のリングと同じ物とか、オレはいらないから！！｣
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おりひめ - このおはなしがだいすきですもういちどかいてください (2018年8月17日 20時) (
レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
おりひめ - つづきがきになりますかいてください (2018年7月29日 17時) (レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん - はじめまして。あーさんです！コメントを返していただくときはあーだけでお願いします(あーさんさんになるため)すごくすごく面白いです！私的に最高の設定です！！これからの更新楽しみにしています！頑張ってください！！ (2017年7月28日 13時) (レス) id: 7272f6eb3f (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 楓 - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年7月21日 15時) (レス) id: a468996f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜に猫が一番！ | 作成日時：2017年4月14日 18時
