７７.ボンゴレリング ページ39
ー
イタリア、とある場所。
大広間にある巨大なテーブルを囲んで座る者達がいた。
｢チェックメイトですね｣
｢まさか、向こうからハーフボンゴレリングをぶら下げてくるとは、手間がはぶけたんじゃね？｣
｢あとはスクアーロの帰りを待つだけ｣
｢やはり正統後継者は、ボス、あなたです｣
｢ボス以外の正統後継者なんて、おりませんわ｣
｢はぁ？｣
……
同時刻、並盛町。
｢あ〜〜も〜〜っ、ダメオヤジは帰ってくるわ、変な指輪が届くわで。ダブルでめちゃくちゃだよ〜｣
並盛町の住宅街を走る少年――沢田綱吉は昨日ディーノに言われた通りの場所を目指していた。
｢ディーノさん、いますか？｣
中山外科医院にたどり着く。中の様子を見ようとドアから顔を覗かせると、そこには、
｢よお、ツナ！｣
｢１０代目！！おはよーございます!!!｣
｢二人とも!!!｣
彼の友達である、獄寺隼人、山本武の両人が揃っていた。
｢昨日はごめん！！助けて貰ったのに…｣
｢あ…いや…｣
｢……んなことより妙なことがあってよ｣
｢そーなんスよ！｣
ツナは、彼らが言いずらそうに話題を変えたのを不思議に思いながらも受け入れる。
｢ポストにこんなもんが入っててな｣
｢もしかして、昨日の奴がらみかと思いまして、跳ね馬にここの場所は聞いていたんで、｣
｢ああ〜〜！！そのリングってまさか〜〜！！｣
来ました。と言おうとした獄寺の前に、ツナが大声を出す。
｢なんだツナ。知ってたのかコレ｣
｢やっぱ１０代目も持ってるんですね！｣
｢やばいって、それ持ってると狙われるんだよ！！つーか、なんで！？なんで獄寺君と山本にも…！？｣
山本と獄寺が持っているリングのヤバさを知っているために、端的に説明しようとするが、そもそもなぜ彼らがそのような物を持っているか不安になる。
｢選ばれたからだぞ｣
｢ディーノさん！！リボーンも！！いつのまに？｣
突然聞こえてきた声に驚きつつも、その声が降ってきた方向に目を向けると、さっきまでいなかったディーノとリボーンがいることに気がついた。
｢ボンゴレリングは全部で８つあるんだ。そして８人のファミリーが持って初めて意味をもつんだからな｣
｢！？｣
｢お前以外の７つのリングは、次期ボンゴレボス沢田綱吉を守護するにふさわしい７名に届けられたぞ｣
｢なぁ！？オレ以外にも指輪配られたの〜〜!!?｣
リボーンからの思わぬ発言により、困惑を隠しきれずに叫ぶツナ。
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おりひめ - このおはなしがだいすきですもういちどかいてください (2018年8月17日 20時) (
レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
おりひめ - つづきがきになりますかいてください (2018年7月29日 17時) (レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん - はじめまして。あーさんです！コメントを返していただくときはあーだけでお願いします(あーさんさんになるため)すごくすごく面白いです！私的に最高の設定です！！これからの更新楽しみにしています！頑張ってください！！ (2017年7月28日 13時) (レス) id: 7272f6eb3f (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 楓 - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年7月21日 15時) (レス) id: a468996f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜に猫が一番！ | 作成日時：2017年4月14日 18時
